旅するラコブログ

バックパック旅行記や、辛いもの、ビールのこと、書き留めておかなきゃ忘れそうな些細な思いを綴ってゆきます。

ラコ論*「ビール」の響き*

今回は『ラコ論』ですが、着地点を見失ってグダグダです。こんなもんです。

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↑フランクフルトのパウラナー直営レストランにて。

楽しそうでしょ?楽しかったです!

美味しそうでしょ?美味しかったです!

 

 

*「ビール」の響き*

 「あ〜、ビール飲みたーいっ!!!」
暑い夏の日や、何かを頑張った後など、こんなセリフがつい口をつくこと、ありませんか?程良く冷えたほろ苦い炭酸で、プハーッ!スカッ!としたい時、「ビール飲みたい!」って言っちゃうんですよね。
 ところがね、これが「あ〜、酒飲みたい!!」だと、かなり印象が違うと思いませんか?ビールもお酒なのに。何なんでしょうねぇ?
 というわけで、「ビール」って響きについて、浅く考えてみます。

 ところで「ビール」がビールのみを限定するのに対し、「酒」は日本酒を指す場合と、アルコール飲料全般を指す場合がありますね。せっかくなので、「ビール飲みたい」の印象を、
「酒飲みたい」
に加えて、ついでに
「日本酒/焼酎/ワイン飲みたい」
とも比較検討してみたいと思います。浅く。


1 「酒」との比較

 「ビール飲みたい」と比較して「酒飲みたい」にはヤサグレ感、或いはアル中疑惑すら感じてしまうのですが、なぜでしょうか。もちろん、ヤケッパチの「ビール飲みたい」もあるかとは思いますが、それでも「酒飲みたい」の方には廃退感を強く感じるんですよね。「ビール飲みたい」に比べてネガティブな響きがあるような気がするのです。
 先にも述べた通り、「酒」と言った場合、日本酒を指す場合とアルコール飲料全般を指す場合がありますが、「酒飲みたい」という発言の場合、限定して日本酒ではなく、アルコール、しかもビール以外のアルコール類、殊ハイアルコールの飲料を連想している気がします。
「酒飲みたい」=「アルコールを摂取したい」=「酔いたい」=「飲まなきゃやってらんねーぜ」という構図が無意識のうちにできあがっていて、そのことが「酒飲みたい」という発言にネガティブな印象を植え付けているのではないでしょうか。
 じゃあ「ビール飲みたい」はポジティブな響きなのか?と考えたのですが・・・何でしょうね。ビールを飲むシチュエーションとして、明るいシーンを連想しやすいのですかねえ。乾杯ドリンクとしての圧倒的地位を誇ることからも、複数人で楽しく飲んだり、頑張った後にスカッと飲み干すような・・・どうもジメジメした感じがしないんですよね。炭酸だからでしょうか?私だけでしょうか?絶対的にポジティブな印象を与えるとは言いませんが、やっぱり「酒飲みたい」と並べると明るい響きなんですよね。


2 「日本酒/焼酎/ワイン」との比較
 
 例えばイカの塩辛を食べている時に「日本酒飲みたい」と言うのは、あんパンに牛乳・鰻の蒲焼に白米を合わせたくなるのと同義で、何の違和感もありません。また、寒い冬の日に「熱燗飲みたい」「お湯割飲みたい」というのもすんなり共感できます。しかし、そういった状況的ヒントが一切ない更地で「日本酒飲みたい」「焼酎飲みたい」「ワイン飲みたい」と聞いたら、「へ〜、日本酒/焼酎/ワイン好きなんですね。」と思いそうです。なんというか、それに限定してきたな、という興味というか、引っかかるものが生じるわけです。
 それに対して、唐揚げやソーセージを食べていなくても、暑い夏の日でなくても、ノーヒント状態で「ビール飲みたい」と言う人に対して、「え、ビール好きなの?」という引っかかりはないのです。これは、ビールが最も身近で一般的なアルコール飲料である(と思うのですが)からでしょうね。もはや「あ〜、なんか飲みたい」と同レベルのフツウさなのです。


 そんなこんなで、取り留めのないボンヤリを考察して『ラコ論』にまとめようとしてたのですが・・・取り留めのないまま、ただの個人的感想を発表して終了です。

ちーん。