カンボジア・タイ・ミャンマーの旅2016
さてさて。ついにこの旅のメインイベント『コムローイ』というランタン祭の会場に到着した我々。しかしながら、入場チケットは持っておらず、「フェンスよじ登って入場できる」とか、「会場のこの辺はフェンスが無いので侵入できる」とかのネットの悪情報は手にしていたんですね。で、着いてみたら、どー見てもそんな抜け道を模索してる感じの日本人たちがウロウロしてるんですよw。
「侵入経路探してますよね?」
と声をかけるとやはりそうで、「手分けして探しましょう」ということになり、LINE交換して、もうミッションインポッシブル。なんだろうこの高揚感。西尾さんとも一旦お別れして、手分けして侵入経路を探りに。各々連絡を取り合いつつ、結局それぞれ、フェンスの破れたところから入った!とか、ここの扉に警備員がいなかった!とか、位置情報がイマイチな報告ばかりで「意味ねー!」と思いつつ、私も私で、登りやすそうなフェンスがあったのでヒョイヒョイと侵入に成功し、そしたらおんなじところから外人さんも入ってきて、「フロム マレーシア!」って。見渡すと、いろんなとこから入ってくる入ってくる・・・
目測ですが、会場内の3割くらいはノーチケットでした。
そして、どっかから侵入成功した西尾さんとも合流。
ガチで写真撮る体制の西尾さんのポジション取りに同行して、なかなかのベスポジでのランタン鑑賞。
すごかった!!!!!
ランタンあげる前に、セレモニーが1時間以上あって待ちくたびれたんだけど、さていよいよあげましょうって段取りで、「カウントダウンをしますので、まだ点火しないでください」ってアナウンスにも拘わらず、フライングであげちゃうグルーもプチラホラ。
「点けてしまったものは仕方ありませんが、まだ点けないでください」のアナウンスに笑う。
本当に、夢のような景色でした。。
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さて、朝である。のんびり目覚めた所に同室にチェックインしてきた旅人が、コムローイへの同乗者を探している様子。しかし如何せん不確定要素人員が多すぎる!どうしよっかなあ。。。と考えあぐねて、ええい、自分で原付レンタルしちまえ!と、原付の乗り方を動画で勉強し始めた矢先に、昨夜夜市で知り合った西尾さんが、バイクで行くことにしたから後ろに乗っけてきますよって連絡が!なんていい人なんすか!
午後3時に待ち合わせにして、自分のこの先の国境の越え方をリプランして、その他の用事を済ませて西尾さんと待ち合わせ。バイクに後ろに乗っかって、コムローイの会場を目指すも・・・・
方向音痴ですね?
いや、私もかなりの方向障害者なんだけど、珍しくここまで親近感湧いた人!
ほんとね、自分1人の時なら、間違ってもなんでもないんだげど、人をつてれる時って、ほんと、道を間違えることが申し訳ないし恥ずかしいし自責の念に駆られるんですよね。わかるわ・・・
なんて共感しつつ、迷子になりつつ、なんとか会場の外にはたどり着いたのでした。
が、チケットを持たない我々は、ここからが勝負なのですよ!!
タイ・カンボジア・ミャンマー2016
リョーチンと別れて宿に戻り、今後の旅程を見直す。
先入観でメートートーからミャンマーに入るつもりでビザを取ってしまったけれど。ここからならメーソーイーから入る方が圧倒的に合理的だ。明日にも、大使館に相談だ。ともあれ、リョーチンとの再会が嬉しくて缶ビールを買って帰ったんだけど、隣のベッドの女の子が缶カクテル買ってきて「一緒に飲もうよ!」って誘ってくれて、いろいろそれぞれの過去の話なんてしながら、楽しいひと時を過ごしたのでした。
カンボジア・タイ・ミャンマーの旅2016 チェンマイ1日目② 〜奇跡の再会〜
チェンマイ1日目② 〜奇跡の再会〜
宿を出て、ゾウさんと遊ぶトレッキングを申し込むべくツアー会社を探すつもりが、向かいにあった店でなかなか手頃なツアーがあっさり見つかり、即、申し込み。
さて、次は、コムローイへのタクシー相乗り仲間を探すべし。サンデーマーケットを見つつ、旅人っぽい人に声を掛けてみよう。
マーケットでは、私がバンコクのお惣菜屋さんで味見させてもらったのと同じおばんざいが売られていた。あの時は英語が通じず、カレーの味だけどなんの料理だか解らず終いだったのだが、ここでは英語表記があった。
「ant egg」「bee egg」
……オーマイガー。
どちらかの卵を食べてしまったようだ。
人生には、知らない方が幸せということがあるぜ。
気を取り直して、出会った日本人に次々と声を掛けて相乗り提案してみるも、みんな日本の旅行会社でのツアー客。ちぇ。と、拗ねているところに、街角で立ったまま『地球の歩き方』に没頭している1人の青年を発見。彼の名は、西尾くん。聞くと、彼もコムローイのチケットは持っておらず、フェンス越えの予定。ただ、こちらでバイクをレンタルして向かうつもり、もしかしたら宿の友人を後ろに乗っけていくかも、らしいのだが、レンタルバイク屋が閉まるのが早く、コムローイが終わってからでは返却できず、翌朝は開店が遅いので、西尾くんの出発までには返却できないので、「どーしたもんかと…」とのこと。
アヤフヤな状況は、私とさして変わらないですな。
なので、もしよかったら、そのご友人も一緒に、私とタクシー相乗りメンバーに入りませんか?と、FB交換して、とりあえずバイバイ。
さらにブラブラしていると、日本人のツアーガイドのような人を発見。明日のコムローイへの往復手段についてお聞きすると、まず、バスは出てない。タクシーも、行きは良くても帰りはなかなか拾えないので大変よ!とのこと。そっかぁ、帰りのことも考えなきゃなんだよねえ。
いっそ、自分で原付借りて運転してくか?
国際免許持ってないけど、そうそう捕まることもなかろう。
いやそれ以前に、原付乗るの、教習所以来だけど、大丈夫かしら…
はぁ。
リョータさんは、この街からどうやってコムローイ行くんだろう?チケット持ってるとは言ってたけど、ツアーではなさそうだしなあ。
この辺にいるんじゃないかなあ。
「おーい!リョータさーん!」
と、周囲に日本人がいないのを見計らって、宙に叫んでみる。
はぁ~あ。何をやっておるのだ私は。
……と、その時であった。
えっ!?あれ、リョータさん!!??
いた!!!!!!!!
本物だ!!!!!!!
「リョーーータさーーーん!」
「おお、ラコさん?よく気づいたね!」
まじで、よく気づいたね私!
「俺これからメシ行くんだわ」
というので、前回の反省を活かして「ついてっていいっ?」と、図々しくもご一緒させていただくことに。
リョーチンはスイカジュース、私はLEO。ChangよりLEO派。それにしても、こっちのフルーツジュースは、日本のそれとは比べ物にならないおいしさだからねえ。リョーチンのスイカもナイスチョイスよね。
「辛いもの食べて、おなか壊さない?」
「この程度じゃ全然大丈夫よ~」
なんて話しつつ、コムローイへの交通手段会議。リョー友も巻き込めたら、タクシー相乗りメンバーにできるかもとのことで、うまくいけば、リョーチン・その友・西尾くん・その友・ラコで5人でいけるかも?
そして、バンコクで交換したリョーチンのアカウント名が、ローマ字表記が絶妙に違っていたために検索に引っかからなかったことが判明。
今度こそきっちり連絡手段を構築して、「じゃ、明日の足については、お互い連絡取りながら決めまっしょ」とお別れ。
いやぁ……
運命の神様に感謝でした。
こんな再会って、あるんだねえ!!!
帰り道、家々でランタン祭りの様相が見られて、リョーチンとの再会に幸せいっぱいで宿に戻って、宿のWi-Fiで旅程プランを確認すると、思わぬ抜け穴に気づいてしまうのでした。
つづく。
かンボジア・タイ・ミャンマーの旅2016 チェンマイ1日目 〜ドイ・ステープと、アイス三昧〜
チェンマイ1日目① ~ドイ・ステープ~
朝8時。ほとんど眠れぬまま、チェンマイのどこかに到着。ドコココ?
バスが到着するや否や、バスに轢かれるんじゃないかってくらいの勢いでトゥクやバイタクのドライバーがバスを取り囲む。どの国にでもだいたいこんな感じだけど、それでも国や土地によって、その勢いはちょっと違う。ここチェンマイはまだおとなしい方で、インドの勢いには及ばない。鳩の集団の中にパンの耳でも投げやった時のバサバサバサーーっ!!な感じといったイメージ。
と、インドは置いといて、そんな中からバイタクのお兄ちゃんを値段交渉。
ここがチェンマイのどの辺りなのかも、お宿までの距離も相場も解らないけれど、とりあえずは言い値の半額を提示して、双方の間くらいに落ち着ければ丁度いいという認識。
「100バーツでどうだ」「話になんないわ。50なら乗るけど」「バカか、そんな値段で走るバイタクないわ」「じゃあいいわ、他探すわ」「待てって。90でどう?」「ないわ~、60なら乗るけど」というもはや出来レースのようなやり取りの結果、70バーツで交渉成立。
Booking.comで予約してあった宿へと向かう。が、ドライバー、結構道に迷う。なんでだろう、私の方向感覚障害は感染力を持っているのか、よく迷われる。宿の一階部分が服の仕立て屋で、2階から上が宿だったので、気づかなかったようで。
とりあえず荷物を預けて、洗濯屋さんを探す。何軒かあったけれど、圧倒的に安く、バッパーも多く出入りしていた、おばあちゃんがヨッコラショとノンビリやっているお店にお願いした。
途中の駄菓子屋さんというかコンビニのような店に水を求めて立ち寄ると、興味深いアイスキャンディーが。イラストから判断すると、トウモロコシと野菜だ。美味しい想像ができない。これは試すしかない。使命感に駆られてトライすると・・・・・
不味い!!!!!
3口で諦めて闇に葬り、明らかに美味しそうなココナッツ味を再購入。これは抜群に美味しかった!
さて、用は済ませたので、まずは ドイ・ステープ へ向かおう。平たくいうと、テッペンに寺院のある小さな山。中腹まではバスがあり、そこからは頂上までの長い階段をひたすら登る。
バスの中では、日本人の双子の姉妹と隣りあい、一卵性ということで流石にクリソツで、パスポート取り替えてもスルーできるかどうかやってみてよ~!なんて話で盛り上がって、到着。
ここからはひたすら階段を登るのみ。自分の健脚に感謝しつつ、頂上に到達。
gzいやぁ、絶景かな絶景かな!!と散歩していると、売店でまたアイスキャンディーを発見してしまった。黒米&ココナッツですって?美味しいに決まってる!!買う!美味しい!ココナッツ部分が水分多くてさっぱりしてて、黒米のプチプチ食感が堪らない!!
そしてもう一つ、台湾で気に入ってしまった、緑豆アイスもあって、流石にアイスばっかりじゃん・・・とは思いつつ、一期一会を大切にしようと言い訳しながら、緑豆も購入。緑豆アイスには、ミルクベースにお豆が入っているタイプが多かったけれど、ここのはベースも緑豆乳!美味!!大満足!
あっ、ちなみにこれらのアイス、総じてガリガリ君の半分ちょいくらいのサイズなので、ご安心を(?)。
壮大な景観と美味しいアイスに気を良くして、下山したのはお昼過ぎ。
宿の隣のタイマッサージに入り、夜行バスと登山の疲れを癒す。200バーツ/時。安っ!カオサンより安いのは、やはりあちらが観光地価格だったということでしょう。そして上手!!タイはマッサージのレベルが高いなあ。マッサージされながら、今日はサンデーマーケットというか、この辺一帯でお祭りがあると教えてもらい、ありがとうございます。
マッサージを終えて宿に戻り、チェックイン。
ここのドミは二段ベッドではなく、明るくて開放感があり、なかなか好感触。
ベッドを確保し、ちょっと落ち着いて、ここからのミッションをまとめてみた。
①この旅のメインイベントとも言える、コムローイ(大きなランタンを一斉に空に放つという、日本で言うところの精霊流し的な意味合いのお祭。近年は外国人向けにイベントが組まれていて、チケットは大人気で超入手困難。しかし、毎年フェンスを越えて入場している輩の情報が多くあり、チケット取れなかった私も当然(?)不法入場するつもり。チケット所有者はランタンを実際に上げる体験ができるのだが、見るだけで充分なので問題ない(ダメなんだけどね!))
その会場への足の確保。会場までは約14キロ。タクシーは6人乗りなので、もしも乗るなら6人で乗ってワリカンにしたいところ。そのメンバーを集めたい。
②チェンマイで、できればゾウさんと遊べるツアーを体験したい。
今日すべきは、この2点。いざ、出撃。
カンボジア・タイ・ミャンマーの旅2016 バンコク2日目②〜イミフなフルフラット〜
バンコク二日目② ~イミフなフルフラット
長距離バスのターミナル。おっきい!
テェックアウトを済ませて大きなリュックを背負って、リョータさんが教えてくれたチャットチャックのバザールへ。これがすんごい大規模!楽しい!外周はお祭り感、内部は市場感!カンボジアで失くしたのでキャップと、インチキギャルソンのニットなど買って満足し、そこから30分ほど歩いて長距離バスのターミナルに着いた頃にはすっかり日も暮れて、汗だくだく。1日お疲れ様!ビール!ビール!と思ったら、どこにも売ってない。チーン。諦めてとりあえずメイクを落とし、バスが来た。
搭乗時に確認すると、水と食事が付くそう。バスチケットにミールクーポンが付いているようだ。何も食べてなくてラッキー!バスのシートはまずまず。フルフラットで快適だぜイエイ!と背もたれを倒そうとしたら…後ろの人に怒られた。どないやねん。倒せないフルフラットて…。そして配布されたのは袋入りの不味そうなパンと、お湯もないのにネスカフェのスティック。どないやねん。
どないやねんばかり心の中でつぶやいていると、おもむろにサービスエリアのようなところに停車。なんのアナウンスもない。何?休憩?降りていいの?しばらく観察していると、どうやら何人か降り立っている。そして、何かビュッフェコーナーみたいなのもある。あれっ?クーポン使うの、ここなんじゃない?慌てて降りて、少しづつ盛ってもらうも、バスがいつ発車してしまうかもわからないのでソワソワで、少し食べたところでバスに戻り「何分後に出発するのか?」と尋ねると「もう乗れ!座れ!」的なタイ語。チーン。先に言ってよ!
そしてバスは再び発進。夜行でみんな寝るのが前提のはずなのに、車内では謎のラジオドラマが延々と流れている。さらに道中すごい豪雨で雨音も激しく…よくみんな、こんな状況でスヤスヤ寝てるなあ…
モヤモヤしながらウツラウツラしていると夜も明けてきて、チェンマイに到着したのは8時ごろであった。