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旅するラコブログ

バックパック旅行記や、辛いもの、ビールのこと、書き留めておかなきゃ忘れそうな些細な思いを綴ってゆきます。

*シェムリアップ1日目③ 〜夕日に向かって激走〜*

旅日記の続きです。タ・プロームという遺跡がものすんごく神秘的でマイナスイオン出まくりで、夢中になって遭難しかけましたよ!

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↑タ・プロームの木と外人さん。すごいスケール。


シェムリアップ1日目③ 〜夕日に向かって激走〜*

 アンコールトムの後、タクさんはタ・ケウ経由でタ・プロームへ行くというので、「じゃあそこまで一緒に行ってもいいですか?」と、今度は遠慮なく言えた。お喋りしながらのサイクリングというのも楽しいものだとわかった。ちなみに、アメリカ大統領選をトランプが制したことを知ったのがこのサイクリングトーク時で、大変驚いた。ハンドル切りそうになった。

 さて、タ・ケウへの道中にあった小さな遺跡の前で、アイス販売のバイクが止まっていた。バイクの後部に大きなクーラーボックスを設置したものだ。二人とも自転車漕ぎっぱなしだったので、共にアイスの購入決定。何種類かのアイスキャンディーがあり、私はドリアンと何か(失念)で迷ってどちらかにしたのだが、とにかくイマイチ好みの味ではなかった。ちぇっ、とその遺跡をブラブラしていると、チケットをチェクする係員(と言っても遺跡の入口に座って談笑しているだけだが)が、前日プノンペンで食べて感動した青豆のアイスを食べているのが目に入った。「それ、どこでゲットした?!」と問いただすと、彼の差す先に、さっきまでとは別のバイクアイス屋さんがいるではないか!小躍りしながらそのクーラーボックスを見せてもらうと、まさにあの青豆アイスキャンディーが!大喜びで本日2本目のアイスタイム。そうそう!これ!この味!どう?美味しいでしょ?と半強制的にタクさんにも齧らせるも、「あ〜、俺はチョコの方が好きだわ」と冷めた回答。ま、嗜好は人それぞれだ。

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↑好みじゃなかった方のアイス

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↑大喜びで青豆アイスと再会!

 

 アイス休憩を経てタ・ケウも見学も終わり、やってきたのはタ・プローム。ここは『トゥーム・レイダー』の撮影でも使われたそうで、『天空の城 ラピュタ』の世界を彷彿させるとの事前情報があったのだが、残念ながらラピュタを未だに観たことがない。
 ともあれここは森と遺跡が幻想的なまでに溶け合っていて、仏都が木々の一部なんじゃないかという錯覚に陥る程だった。

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空の青さと木々の緑と幹の造形と石の冷たさにすっかり夢中になり、気づいた時にはタクさんとはぐれ、完全なる遺跡迷子になっていた。出口を探しているのだが、歩けど歩けど見えてこない。それどころか、何度も同じところに着いてしまう。遭難することはないだろうけれど、タクさんを待たせては申し訳ない。いや、でも、同行するのはここタ・プロームまでという話だったから、私を待たずに勝手に次の遺跡に行っているかもしれない・・・そうであってくれれば良いのだけど・・・と大焦りでやっと出口に辿り着くと、タバコを吸うタクさんがいた。うわわわ、待っててくれたのね!!!!!
「このタバコが終わっても出てこなかったら、探しに行くとこだったわ」
・・・マイペースな人だと思っていたけれど、なかなかイイ奴だ。そろそろトモダチとして認めてくれているんじゃないか?とにかく待たせたことを詫び、あらためてここからは各自のルートで散策することにし、解散した。

 いやあ〜、タ・プロームは素晴らしかった!!

 ところで、どの遺跡の出入り口にもチケットチェックの係員が数人いるのだが、こちらがジャパニーズだとわかると嬉しそうに「アジノモト〜!ジャパン!アジノモト!」と話しかけてくる。フジヤマでもサムライでもなく、なんでアジノモト?とほのかに謎だったが、いかにアジノモトがこの辺りの国々で愛用されているかを知るのはもう少し後になってからである。

 さて、タ・プロームの後にもう一つ小さめの遺跡を見学し、そろそろ日が落ちてくるなぁという時、ハッと気づいた。
「もしかして、アンコールワット越しのサンセットが見られるんじゃない!?」
ここから全力で飛ばしても間に合うかどうかわからない。が、可能性は未知だ。・・・行くか!!そこからはママチャリで猛然と全力疾走。途中何台もの電動バイクを追い抜き、ひたすら漕ぐ!漕ぐ!漕ぐ!リアルに夕日に向かって全力で走る!!そして・・・ギリッギリで間に合ったのだった。

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もはや夕景の美しさよりも、達成感の方が圧倒的に大きかった。やっと口にした水の、美味しかったこと!

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 やりきった自分に満足し、宿へ戻ることに。観光バスやトゥクトゥクたちも一斉に街へと戻っていくので、それに付いていったので道に迷うことはなかったが、灯りひとつ真っ暗な林道を車のヘッドライトだけを頼りに走るのは、ザ・デンジャラスだった。もちろん、レンタルのママチャリにはライトなんて高級のものは付いていない。日本から持ってきていたペンライトは、宿のリュックに入れたままだ。いやそれより、日本で使っている自転車用のライト(脱着可能)を持ってこればよかった。次回の旅には持参しよう。
 何度も生命の危機を味わいつつも、無事にレンタルサイクル店に帰着したのであった。

 

 

旅日記です。アンコールワットを後にして、ただの(根に持って強調しますよ、最後まで読んでください!)ルームメイトであるタクさんと、アンコールトムを目指します。

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↑ゾウですね。

 

シェムリアップ1日目② 〜タクさんとアンコールトム〜*

 アンコールワットを後にして、タクさんと共にアンコールトムへ向けてサイクリングをスタート。タクさんは昨日も遺跡群を周っていたとあって、道順など迷いなくスイスイと進んでゆく・・・と言ってもほぼほぼ一本道なので、さほど迷う要素は(普通なら)ないのだが。そんなことより、日常であれ旅先であれ誰かと行動を共にすること自体が私にとってはとても新鮮な状況で、それを楽しめている自分が嬉しかった。

 ところでこの遺跡群は、主に森林の中に同居している。遺跡と遺跡を結ぶ道は、舗装されているところもあるが、ただの砂道であるところも多い。自動車も自転車も共用で、交差点であろうが何だろうが、信号機はない。ただただ、対向車や周りの車両の雰囲気を汲み取って、何となく成立してしまっている。カンボジアは右側通行の国。左折となるとどの程度の車をやり過ごせばいいのやら最初はオドオドしっ放しであったが、自動車に並走してシレっと曲がるのが得策と学んでからは、すっかり流れに乗れるようになった。どの国に行っても感じることは、その国の交通マナーに馴染めた時、そこの文化に溶け込むための一つのステージをクリアーしたことになるということだ。インドで行き交う車を掻き分けて道を渡れるようになった時など、ちょっとだけインド人に近づけたような気持ちになったものだ。
 それよりも自転車で厄介なのは、舗装のところどころに50cm〜1m程の掘り返されたような穴が空いていることで、うっかりこれに嵌りでもしたら大転倒は避けられないだろう。明るいうちなら回避できるが、日が落ちてからの運転(翌日に体験することになるのだが)は、大げさでなく死と背中合わせだ。

 そんなこんなで森林の中を気持ち良くサイクリングして、アンコールトムに到着。アンコールトムは、敷地面積としてはアンコールワットの4倍ほどの広さ。3キロ四方の広大な都城跡だ。
 さて、ここでも、とにかく広すぎ且つ見所ばかりでどこからどう見て回れば良いものか見当もつかなかった。加えてタクさんがどんなペースで遺跡を眺めるタイプのヒトなのかもわかっていない。そう、例えば一緒に行くのは初めてのヒトとの美術館やショッピングなど、相手のペースやモチベーションに慣れるまでは、ちょっと気を遣うものなのだ。しばらくは、自分も楽しんでいる雰囲気を出しつつも、タクさんのスタンスを探っていた。どうやら彼は写真を撮ることが目的で、これぞという被写体を見つけては、ツレはほったらかしでサッサとどこかへ行ってしまう傾向があった。となれば、こちらも楽だった。というのも、こちらには特段お目当ての彫刻や建物があるというわけではなかったので、はぐれない程度にタクさんにくっついていけば、無目的にフラフラしているよりも有意義な見学になるという訳だ。

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↑カメラとタクさん。


 しばらくすると突然空がゴロゴロと鳴りだし、あっという間に豪雨となった。そのうち止むんじゃないかなぁ、と二人して遺跡で雨宿りをしていると、中国人観光客の一群も雨宿りにやってきた。そんなに広いスペースではなかったが、仲良く詰めれば全員入れるかな・・・という所に、まぁ傘をさしたまま入ってきて畳まないわ(何しに屋根のあるところに入ってきたんだ?)、先にいた我々を押し出すわ、座り込むわ、お菓子を食べ始めるわ、オイオイオイオイ勘弁してよ。と思っていると、半ギレのタクさんが結構なボリュームの日本語で彼らの悪口を言っている。こういう時、先にキレられると逆に怒りの気持ちがひいてしまうから不思議なもので、まぁまぁそう言わずに・・・と、さっきまでイラついていた自分を棚に上げて、寛容な人物のような態度を見せる私は、ちょっとずるい。

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↑マナー違反、ダメ、絶対。ていう顔。


 30分も待つと雨は上がり、うっすら陽が差してきた。よかったよかった、ということで見学再開。しかし、昨日の荒天を鑑みて早めに廻ろうというタクさんの提案で、サクサクと見て回り、アンコールトムを後にした。
 ところでアンコールトムの駐輪場にいた西洋人の旅人がタクさんに話しかけてきて、彼は前々日にタクさんと知り合った人だそうなのだが、彼に「タク、その日本人(私)はトモダチなのかい?」と聞かれたタクさんが「いや、宿が同じというだけで、トモダチではない」と答えていて、言いたいことはわからなくないが、トモダチであるとは何なのか?と考えてしまった。
 ・・・・半日も一緒にサイクリングしたら、もうトモダチでええやん!

 というわけで、トモダチ片思いのタクさんと次の遺跡を目指すのであった。

 

 

 

ラコポエム

*ラコポエム*

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いつからだろう、僕がここのメンバーになったのは。

もしかしたら、最初は何かの間違いだったのかもしれない。
それとも、誰かの埋め合わせだったのかな?
どう考えても異質である僕が、なぜここに連れてこられたのか・・・
・・・・うん、さっぱりわからない。

ま、きっかけなんて、もうどうでもいいんだ。
僕がここにいることに、今や誰も疑問を持たないんだもの。
メンバーたちは僕を差別しないし、ほら、傍から見ているあなただって。
僕の存在に違和感を覚えないどころか、もし僕がいなかったら物足りないとすら思うかもしれないよ。

って、ちょっと傲慢な言い方だったかな。
でもね、僕は僕がここにいることに、誇りを持っているんだ。
もちろん入って間もない頃は、出自の違いが気まずくって、ここに連れてこられた運命を憎んだりもしたよ。
「あいつは堅物だから」なんてのけ者にされた日には、特にね。
でも今は違う。
このメンバーといることが自然なんだ。
そしてメンバーの一員として、僕は僕の在り方を自覚しているつもりさ。
堅物だって?望むところだ!
他の誰にもない、唯一無二の個性だろ?

なんてこと、あたらめて言うこともないんだけど・・・
実は今日、もう自分でも忘れかけていたことを、不意に思い出させてくれた人がいてね。

「ミックスナッツに入ってるコレ、なにげにナッツじゃなくね?」

そう、僕はジャイアントコーン。トウモロコシだけど、ミックスナッツの一員さ。

ラコ論 *方向音痴すぎて思ったこと*

ラコ論です。壊滅的方向音痴から生まれた人生観が・・・深い!深すぎる!

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↑はい、イイ話しますよ〜!

 

 

*方向音痴すぎて思ったこと*

 旅先だろうがなんだろうが、とにかく道に迷う。初めての目的地に間違えずに辿り着いたことなんて、数えるほどしかないように思う。地図を片手にはおろか、地図アプリを起動しながらでも迷子になるのだからどうしようもない。自分で自分が心配だ。
 一番苦手なのは、初めて行くところに人を案内するというシチュエーション。例えば、自分が調べてきたお店に、地図を見ながら誰かと一緒に向かうような場合だ。自分が見つけてきたお店なので、当然その店舗情報はこちらが握っており、私が案内するような形となる。で、当然道を間違え、同行人に無駄足を済ませてしまい、申し訳ないやら恥ずかしいやら、恐縮メンタルは到着してからも暫く払拭できないのが常である。
 その点、旅となると大概は単独行動の私。1人でいる限り、道を間違えても迷惑をかける人はいない。それが理由で一人旅をしているわけではないが、始めてみて気づいた「ひとり」であることの大きなメリットの一つである。同行者に恐縮することもないし、また、常軌を逸した間違え方をする自分にも慣れているので、間違いに対しても寛容になった。「ああ、またか。」そんな程度だ。
 むしろ旅先のひとり迷子は迷惑をかけるどころか、ストレートに到着していては出会えなかった景色に感動したり意外なお店を発見したりと、もはや間違いも楽しみの一部という境地に達している。ひとりで道に迷ってネガティブになるような繊細さは、旅の早い段階で無くしてしまった。数キロに渡って90度間違った方向に歩いてしまっても、「この建物に気づかなければコッチじゃないと気付けなかったんだから、ここまで来れてラッキー!」という具合だ。
 
 と、ふと思った。人生もこんなスタンスで過ごすというのもいいんじゃないかなと。
 正しい目的地に正確にたどり着くことを目標にして、思うようにいかなかったり間違えたりすることに落胆したり怯えたり、しなくてもいいんじゃない?と。この私が、この驚異的方向音痴の私が、道を間違えないわけがない。交差点に立ち尽くしてどの方角が正解かをいくら吟味しても、どっちみち間違えるのだ。どっちかに歩いてみれば、間違いに気付く手がかりがあるかもしれないじゃん。という、ラコ旅スタイル。
 根っからのチキンハートなのですぐさま人生に応用できそうにはないけれど、そんなアイデアも持ってみようかなと思った旅の後なのであった。

カンボジア・タイ・ミャンマーの旅2016 *シェムリアップ1日目①〜なには無くとも、アンコールワット〜*

旅日記です。今回の旅のきっかけにもなったアンコールワットへ、いざ!

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アンコールワットでオチョケる外人さん。まぁ、やるわなw

 

シェムリアップ1日目① 〜なには無くとも、アンコールワット〜*

 未明に到着したゲストハウスで短くも深い眠りを得て、8時頃に起床。ぐっすり眠って気分爽快!睡眠の大切さを実感。ちょうど時を同じくして、同室のオニイチャンたちも目を覚まし始めていた。話してみると、対面のベッドにいたのは日本人じゃないですか!彼の名はタク。幾つか年下の、筋金入りのバックパッカーだった。前日は悪天候で宿でゴロゴロしていたものの、前々日には隣のベッドのメキシコ人と共にアンコールワット周辺をレンタルサイクルで廻ってきたとのことで、太腿の筋肉痛を訴えてた。私も自転車で廻るつもりだと告げると、「マジか!きっついぜ〜」と忠告してくれながらも、ゲストハウスから最寄り&安いレンタルサイクル屋の場所や、アンコールワットの入場チケット売り場(これが、アンコールワット遺跡郡からけっこー離れたところにある)への行き方など色々教えてくれた。二人とも今日は個々でアンコールワットを散策するそうだ。私はとりあえずシャワーを浴びてからの出発だ。
 
 シャワーとストレッチで体制を整えて、いざ出発!・・・とその時、フロントで呼び止められた。「今日も泊まっていくの?」いやいや、ネットで今日の1泊予約してますやん。と説明するも、どうも話が噛み合わない。よくよく聞くと、なんと。私はこの日ではなく、前日の一泊を予約してしまっていたのだった。つまり、超早チェックインさせてもらえたと思っていたのが、超遅チェックインだったというワケだ。このブッキングをしたのは、前日。キャップを無くしてパンツとブラジャーを置き忘れた、あの夜だ。つくづくあの日はボケボケだったなぁ。自分で自分に呆れつつも、早朝からベッドに入れたので結果オーライという事で、改めてこの日と翌日の宿泊をお願いして、さあ出発!
 明るい時間に表から見ると、どうやらここは一階が食堂でそちらが目立っているようで、一見してゲストハウスといった風ではない。なるほど、ド地元でもないバイタクドライバーには酷な場所だった。
 30秒ほど行くと、何やら中華系の食堂があり、地元民と思わしきお客さんでごった返している。ヒョイと覗いてみると、通りに面した鍋では、実に美味しそうなツミレのようなものが次々と作られている。奥の厨房はものすごい活気だ。オープンテラス(といえばいいのか?)なのでみなさんの食べているものもチラ見してみると、大きく分けてお粥ものと麺ものの2種がメインのようで、香港の朝食に似た風だ。どれも美味しそうで、いや、そもそもこれだけの繁盛店が美味しくないワケがない。朝ごはん決定!
 早速入店すると店員さんは中華系のようで、英語のE(え)の字も通じない。そんなことはどうでもいいので、横で食べている人の丼を指して「あれ!あれ!」とオーダー。汁麺に色々な具材が入ったものだった。さっき見たツミレ、入ってるかなぁ・・・とソワソワ待つこと数分、着丼!これがメッッッッッッッッッッチャ美味しい!!!空腹も手伝ってか、さっぱりとしながらも滋味に富んだクリアーなスープに歯切れのいい細麺、具材は先のツミレ(たぶん豚)と豚モツにレタスとパクチー、別添えのモヤシに味変用(かどうかは不明)のレモン。このツミレもモツも何もかも、超絶に美味しい!!!こんな店が近所にあったら・・・!!!もうマンプクプーながら箸を置くのが惜しく、ついつい食べすぎるの巻。お会計は2.5$。そういえばプノンペンでは結局、屋台然としたところでしか食事をしていなかった為に全て1$で済んでしまっていたので、ちゃんと食堂で頂くとこのくらいするのか、と知った。にしても安い。

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↑超絶おいしかったやつ!!!!!


 $といえば、カンボジアではリエルという通貨があるのだが、入国時にはUS$だけあればいい。リエルを作っていく必要は全くない。$支払いで、お釣りがリエルで返ってくるのだ。$が使えないというところは一切ないと言っても過言ではなく、逆にリエルが使えない場合すらある。また、カンボジアを出てしまうと、たとえ隣国であっても両替はできないので、出国時にはいかにリエルを使い切ってカンボジアを去るかがコツである

 話は逸れたが、とにかくシェムリアップ滞在中はこの店に通うことを決意して、改めてレンタルサイクルショップを目指す。タクさんから聞いた場所はとても明瞭であったが、この私がストレートに辿り着けるわけがない。ということは自分でもわかっているので、案の定道に迷った自分に焦ることもなく、人に尋ね尋ね、ようやくそれらしき店を発見。すると、ちょうど同室のメキシコ人が、彼も自転車を借りに来ていた。店員さんが私に5$のマウンテンバイクを勧めると、その西洋人が割って入って「彼女にも1$のママチャリを貸してやれよ!ママチャリで充分だ!」とねじ伏せ、私にも「いいか、高いのを借りる必要ないからな!ママチャリで充分だからな!」と念を押し、アンコールワットの入場券売り場への分かりやすい行き方を改めて伝授してくれ、一足先に出発していった。MTBの方が楽そうだったが、もはや私に選択権はなかった。(ちなみに、道を尋ねたある人には「免許証なんか持ってなくてもチェックされないから原付の方がいいよ」とレンタルバイクも勧められたが、不安要素が多すぎるので止めておいた。)
 出されたママチャリは、ポンコツという言葉をそのままチャリンコにしたようなポンコツだった。確実に20世紀の、いや、昭和のママチャリだ。変速なんて以ての外、ブレーキの効きも怪しくチェーンもいつ外れてもおかしくない容体であったが、並んでいたどのママチャリも似たり寄ったりだったので、おとなしくこいつを相棒とした。

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↑この日の相棒、彼の名はポンコツ

 

 店を後にして、まずはチケットセンターを目指す。メキシコ人の教えと地図とでは微妙に違うような感じがしたが、彼の教えるとおり(のはず)に行ったら、例によって迷走。謎の山道に入ってしまう。またも尋ね尋ね、やっとこさチケットを購入。
 さあ、ここからが本番!目指すは遺跡郡!今更ながら、世にも有名なアンコールワットというのは遺跡郡のうちの一つで、それ以外にもたくさんの遺跡がこの周辺15km四方に点在している。であるので、多くの観光者は各々の滞在日数や体力に合わせて、タクシーやトゥクトゥク、原付や自転車などを調達して巡るのだ。
 どの遺跡から廻ろうかと考えたが、距離感やチャリンコでの所要時間もイマイチ掴めないので、まずはメインのアンコールワットを目指す。ほぼ一本道なので、さすがに迷うことなく到着できた。駐輪場にチャリを停め、いよいよお堀を渡って中に入ると・・・あまりのスケールに、どこからどこが何なのかわからない!『地球の歩き方』内の図解をもとに、あ、たぶんこれがココだな、これがこの壁画?かな?と、キョロキョロ。石造りのそれは周囲の自然に溶け込み、蒸した苔も美しく、構造の細部まで「これどーやって造ったんだ!?」という驚きばかりで、どのくらいの頻度で写真を撮ったらいいのかの感覚も麻痺した。これは、いちいちじっくり見ていたら日が暮れるわ・・・!この後の遺跡と移動にどのくらいの時間を要するのかも見当がつかないので、なんだかムラのある散策になってしまった。遺跡オノボリサン丸出しである。前半にやたら写真と撮り、途中からほぼほぼノーフォトというバランスの悪さで、アンコールワットを後にした。

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↑おもしろ写真とか

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↑壁画とか

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↑スゲースゲー言いながら何でもかんでも写真撮ってたら埒があかないと気付くまでもう暫くかかったw


 するとここでミラクル発生!アンコールワットの出口で、タクさんとバッタリ!こんなことってある〜!?この後はアンコールトムへ行くとのことで、私と同じプランだった。こういう時、「じゃあ一緒に行きます?」と自分から言えない。一人旅している人だから特に、一人で廻りたい人なのかな、で、しかも誘われたら嫌とは言えない人だったら悪いしな(私がそうだし)など一瞬で色々考えた結果、「じゃあ私、チャリ向こうに停めてるんで、取ってきますね」と言って、チャリを取りに行ってみた。絶妙に曖昧なニュアンスである。戻ってくると、そこにタクさんはいなかった。あ、行っちゃったんだ。ま、いいんだけどね。一人で行こうっと。・・・とペダルに足をかけたところで、「あ、じゃ行きますか。」と後ろから声が。タクさんだ!私が遅かったので(実は自分の自転車を見失って暫しウロウロしていたのだ)木陰でタバ休(タバコ休憩)していたそうだ。お待たせしてすみません。そして、待っててくれてありがとう!

 というわけで、ここからは2人での遺跡巡り。アンコールトムを目指すのであった。

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↑ザ、アンコールワットなやつですよ。


 

ラコ論 *日常における、郷に入りては*

ラコ論です。いつもよりちょっとトゲが出てるかもしれません。

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ミャンマーの屋台。このカンジを、楽しまなくちゃ。 

 

*日常における、郷に入りては*

 ワタクシ、その土地の時間の流れや生活の仕方に馴染むのが早くて上手いと自負しております。
日本にいるときは、ちょっと電車が遅れただけでカリカリしたり、サービス料取るお店でお皿が汚れてたら取り替えてもらったり、普段はどちらかというと細かいことまで気になってしまう方なのです。しかしこれが、インドへ行けば手で食べるし、トイレも手桶で水洗い。電車が2時間遅れても、まぁしょーがないよね。アジアの屋台ではバケツの水に潜らせただけのお皿で出されても全然気にしない。集ってくるハエたちを振り払いながら美味しく頂くのです。いちいちキャーキャー言ってたら楽しくないし、てゆうかそれが楽しいのに。そもそも嫌なら来なきゃいいのに。その文化のみなさんからしたら、こっちの方が圧倒的マイノリティーなんだからね。それを、自分の感覚がグローバルスタンダードかのように「野蛮だ」とか「不潔だ」とか「いい加減だ」とか、知ったこっちゃないのだ。

 ということが、旅先ならずとも日常のちょっとしたシチュエーションでも起こり得ると思うのです、というのが今回のタイトルです。

 例えば、満員電車。
 通勤ラッシュの田園都市線、すごいですよ。モミクチャで傘が折れたことも、お弁当箱が割れたことも、脱臼したこともあります。仕方ないんです、みんなその時間に乗るんだもん。いつも乗っている人々は、「無」或いは「絶」などの技を習得して、自分の降りる駅までやり過ごしているんです。仕方ない。苦しいのは自分だけじゃないんだもん。
 そんな中に、滅多にこの時間に乗らないんだろうなって人が乗ってくることがありますね。すると、足を踏まれれば「痛っ!」押されれば「ちょっと・・・!」と、いちいち被害者呟きをしてくる(人もいる)んですよ。自分が降りない駅では断固としてホームに降りず、降車客に道を譲らない(人もいる)んですよ。
 乗車マナーってね、通常運転時とラッシュ時では違うんですよ。ギュウギュウ状況下だけの暗黙の了解があるんです。人の流れに逆らわない、揺れには揺られる、ドア付近の人は一旦ホームに降りる、などなど。それがみんなの日常なのですよ。それを、いきなり乗ってきて「あぁしんどい!」みたいに振る舞われても、あんた何者だよって話ですよ。郷に従ってほしいですね。

 例えば、お店。
 お客様至上主義を当たり前に思っているというか、履き違えている人があまりに多いと思う昨今。コンビニやファストフード店で横柄な態度をとる人、居酒屋で店員に暴言を吐くオッサン・・・見たことないですか?頼んだものが正しく出てくることを、当たり前と思うなよ!そんなの限られた国だけなんだからな!・・・色々言いたいのですが、ここでは特に、店の個性を楽しめない人々についてです。
 殊、歴史あるお店には、馴染みのお客さんとお店との間に暗黙の了解のようなものがあります。と言っても特別難しいことではなく、客さんはお店を気遣って空気を読み、お店はお客さんの気遣いに感謝の気持ちを持っている、ただそれだけのことなのです。要は、思いやりなのですよ。ただ常連さんというのは、ここのご主人はどうされるのが助かるのか、を熟知しているというだけなんですよね。そんな中から自然と生まれた、特有のマナー、文化があり、それが同時に楽しみどころでもある思うのです。
 であるのに、です。「店員の態度が悪い」とか「注文を聞いてくれない」とか「常連にだけ優しい」とか、たまに某◯べログの口コミなんか見てると、散々文句書いて「再訪ナシ」って、それわざわざ書く事かい?って。自分のタイミングで「すみませーん」って言ったらいつでも店員が飛んでくるのが当たり前のサービスで、その感覚が正義だと思ってるんでしょうね。ファミレスと勘違いしてるんでしょうか。ご主人がお一人で頑張っているのが見えないのでしょうか。周りのお客さんのやり方に順応しようというアイデアはないのでしょうか。郷に従っちゃえば楽しいのに。勿体ない限りです。

 例えば、エスカレーター。
 わかってます。わかってますよ。本来、エスカレーター内の歩行は危険ですのでご遠慮くださいなの、わかってます。でもね。またこれも駅のエスカレーターとかになりますが、歩かない人は左!急ぐ人は右!なんです。どうしようもないんです。それで成り立っちゃってるんです。
 それをね、たまにいるんです。右側で断固として歩かない人。
 考えられるのは2パターン。
・ただ空いていたので右側に乗り、後ろがつっかえていることに気づかなかった人。→背後からの圧迫感、感じませんか?
・「エスカレーターでの歩行はいけないって言われてるじゃない!」という正義の人。→この状況で主張しますか?
 どうか、長いものには巻かれて頂きたいところです。

 他にもこんな事例はたくさんありそうですが、この辺で。

 人生、「これだけは譲れないぜ」というポリシーを発揮すべきシーンって、実はそうそうないと思うんですよ。自分の小さな正義をアウェーで振りかざすことに、どれだけの意味があるのか。「こんな汚い食器、使えないわ!」ってミャンマーの食堂で文句言ったところでオカシイのはコッチなのと同じく、口コミで「店員に愛想がない!」と文句言ってるソッチこそ異物なんですよ。
 もちろん誰しも初めてのシチュエーションはあるわけで、第一回から見事に溶け込むのは難しいこともあるでしょう。第一回はシクっても、次回に活かせばいいのです。私自身も、これからもたくさんの第一回に出会うことと思いますが、できればその環境を楽しめたらいいなと、その時だけでも順応できたらいいなと思っております。

(なんか優等生な着地をしてしまいました。)

ラコ論*「ビール」の響き*

今回は『ラコ論』ですが、着地点を見失ってグダグダです。こんなもんです。

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↑フランクフルトのパウラナー直営レストランにて。

楽しそうでしょ?楽しかったです!

美味しそうでしょ?美味しかったです!

 

 

*「ビール」の響き*

 「あ〜、ビール飲みたーいっ!!!」
暑い夏の日や、何かを頑張った後など、こんなセリフがつい口をつくこと、ありませんか?程良く冷えたほろ苦い炭酸で、プハーッ!スカッ!としたい時、「ビール飲みたい!」って言っちゃうんですよね。
 ところがね、これが「あ〜、酒飲みたい!!」だと、かなり印象が違うと思いませんか?ビールもお酒なのに。何なんでしょうねぇ?
 というわけで、「ビール」って響きについて、浅く考えてみます。

 ところで「ビール」がビールのみを限定するのに対し、「酒」は日本酒を指す場合と、アルコール飲料全般を指す場合がありますね。せっかくなので、「ビール飲みたい」の印象を、
「酒飲みたい」
に加えて、ついでに
「日本酒/焼酎/ワイン飲みたい」
とも比較検討してみたいと思います。浅く。


1 「酒」との比較

 「ビール飲みたい」と比較して「酒飲みたい」にはヤサグレ感、或いはアル中疑惑すら感じてしまうのですが、なぜでしょうか。もちろん、ヤケッパチの「ビール飲みたい」もあるかとは思いますが、それでも「酒飲みたい」の方には廃退感を強く感じるんですよね。「ビール飲みたい」に比べてネガティブな響きがあるような気がするのです。
 先にも述べた通り、「酒」と言った場合、日本酒を指す場合とアルコール飲料全般を指す場合がありますが、「酒飲みたい」という発言の場合、限定して日本酒ではなく、アルコール、しかもビール以外のアルコール類、殊ハイアルコールの飲料を連想している気がします。
「酒飲みたい」=「アルコールを摂取したい」=「酔いたい」=「飲まなきゃやってらんねーぜ」という構図が無意識のうちにできあがっていて、そのことが「酒飲みたい」という発言にネガティブな印象を植え付けているのではないでしょうか。
 じゃあ「ビール飲みたい」はポジティブな響きなのか?と考えたのですが・・・何でしょうね。ビールを飲むシチュエーションとして、明るいシーンを連想しやすいのですかねえ。乾杯ドリンクとしての圧倒的地位を誇ることからも、複数人で楽しく飲んだり、頑張った後にスカッと飲み干すような・・・どうもジメジメした感じがしないんですよね。炭酸だからでしょうか?私だけでしょうか?絶対的にポジティブな印象を与えるとは言いませんが、やっぱり「酒飲みたい」と並べると明るい響きなんですよね。


2 「日本酒/焼酎/ワイン」との比較
 
 例えばイカの塩辛を食べている時に「日本酒飲みたい」と言うのは、あんパンに牛乳・鰻の蒲焼に白米を合わせたくなるのと同義で、何の違和感もありません。また、寒い冬の日に「熱燗飲みたい」「お湯割飲みたい」というのもすんなり共感できます。しかし、そういった状況的ヒントが一切ない更地で「日本酒飲みたい」「焼酎飲みたい」「ワイン飲みたい」と聞いたら、「へ〜、日本酒/焼酎/ワイン好きなんですね。」と思いそうです。なんというか、それに限定してきたな、という興味というか、引っかかるものが生じるわけです。
 それに対して、唐揚げやソーセージを食べていなくても、暑い夏の日でなくても、ノーヒント状態で「ビール飲みたい」と言う人に対して、「え、ビール好きなの?」という引っかかりはないのです。これは、ビールが最も身近で一般的なアルコール飲料である(と思うのですが)からでしょうね。もはや「あ〜、なんか飲みたい」と同レベルのフツウさなのです。


 そんなこんなで、取り留めのないボンヤリを考察して『ラコ論』にまとめようとしてたのですが・・・取り留めのないまま、ただの個人的感想を発表して終了です。

ちーん。