旅するラコブログ

バックパック旅行記や、辛いもの、ビールのこと、書き留めておかなきゃ忘れそうな些細な思いを綴ってゆきます。

ラコ論 *地図習慣*  

ラコ論です。私は地図が苦手です。仲間を見つけたお話です。


f:id:raco-tabi:20170809172132j:plain

↑漂着したヤシの実にシンパシーを感じる方向音痴。

 

 

*地図習慣*

 アジアの幾つかの国に旅をしましたが、人々に道を尋ねる(尋ねてばっかりだけど・・・)度に、な〜んか微妙な違和感を感じていました。でも、それ違和感が何なのか、特に気にしていなかったんです。ですが、いちばん最近訪れたミャンマーで、不意にその正体に気がつきました。

 それは・・・人々が地図に慣れていないという事!

 その辺の通りすがりの人だけならまだしもトゥクトゥクのドライバーですら、地図を見せて「ここに行きたい」と言っても、なんだか腑に落ちない様子なんですよね。で、割と「住所は解るか?」と聞き返される事が多くて、住所を見せると「あ〜、それな!」ってわかってくれるという流れが多かったのです。つまり、多くの人は地理を俯瞰で理解するというよりも、地名とか場所の名前で、感覚的に把握しているのではないかと思われるのです。

 これ・・・ちょっとラコっぽい!!

 みんな、自分の行動範囲については詳しいので、知っている場所だとわかれば「この道をまっすぐ3分くらい行ったところを右」とか教えてくれます。でも、そういえば西とか北とかいうワードはあまり聞かないし、何キロとか何マイルとかいう表現も少ないように思うのです。自分目線のことしか理解できない私にとっては、皆さんの解説はとても助かりました。
 逆に、ホテルやゲストハウスのフロントスタッフは、さすがに地図慣れしていたなぁと振り返って思います。「え〜、その店、どの辺ですか?」っていう時とか、地図を広げてマークしてくれたり。旅行者の多くはどうしても地図が頼りですから、その相手をするには必要な知識なんでしょうね。

 私の周りの尊敬すべき方向感覚に優れた日本人は、パッと地図を見て自分がどこにいてどっちを向いているのかを神のように把握して、的確に進んで行きます。ある人は、太陽の位置で方角が分かるのだと当然のように仰っておりました。同じニンゲンとは思えません。

 というわけで、地図なんか無くてもスムーズに生活しているアジアの人々に、より一層親近感を深めたのでありました。

 注:これはラコの個人的体験を基にした超絶勝手な推測であり、何の根拠もありません。普通に地図使う人もいっぱいいるに違いありませんので悪しからず。。。。。