旅するラコブログ

バックパック旅行記や、辛いもの、ビールのこと、書き留めておかなきゃ忘れそうな些細な思いを綴ってゆきます。

カンボジア・タイ・ミャンマーの旅2016*プノンペン2日目② 〜キリングフィールド〜*

久々に旅日記です。なかなか進みませんが、気長にやってみます。

今回はキリングフィールドを訪れますよ。

この写真は、キリングフィールド内の展示室の入り口にあった注意書き。

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土足もタバコもダイナマイトも持ち込み禁止です。

 

 

プノンペン2日目② 〜キリングフィールド〜

 リーさんの運転するトゥクトゥクに揺られて、相変わらずものすごい砂ぼこりの道路をガタゴトと、キリングフィールドへ向かう。マーケットで貰ったサトウキビジュースをちびちび飲みながら、なるべく日陰に入りながら、砂ぼこりのせいで目を細めながら、しばらく走ると、ふと市街地から田舎道へ抜けた。都合1時間くらいのドライブで、キリングフィールドへに到着。リーさんには入り口近くの食堂で待っていてもらい、いざ入場。

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↑リーさんのトゥクトゥクに揺られながらサトウキビジュース。甘い・・・・

 


 入り口では各国の言語のイヤホンガイドが用意されており、当然日本語バージョンを借りるのだが、そのガイドの喋り方が妙に訛っていてというか癖があって、後になって脳がクラクラしてきた。それはさて置き、キリングフィールドとは、ポル・ポト政権下で大量虐殺が行われた刑場跡で、知らずにパッとみれば、手入れの行き届いた公園といった様子である。しかし、そこここに残る血痕や衣服の切れ端、大量の人骨、慰霊塔にはリアリティを超越した頭蓋骨が積み上げられて、のどか過ぎる自然の風景との同居に違和感しかなかった。何を思ったらいいのかわからず、イヤホンガイドのせいか、疲れのせいか、或いは無意識ながらに感じるものがあったのか、前述のように、クラクラしながらこの地を後にした。

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↑こんな、ピクニックでもできそうな感じと、時間が止まったままの人骨。


 お茶を飲んでいたリーさんに「お待たせ〜」と言い、この後のスケジュールを交渉。丸一日かけて市内観光のプランをガン推しされるが、他に興味のあるのは市内にあるトゥール・スレーン博物館だけだったので、そこで降ろしてくれたらもういいよということで、言い値の半額で交渉成立したが、言い値がかなりふっかけてきていたので、リーさん、半額でもまあまあいい儲けになったのではないかと思われる。

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↑リーさん、オークン(ありがとう)!


 博物館の前でリーさんとお別れし、いざ入館。ここもまた、ポル・ポト政権が校舎を監獄として利用していた建物で、当時の拷問器具や独房跡などが展示されている。例によって入り口でイヤホンガイドを借り、残酷と恐怖と理不尽の境地を目にしながらナレーションにガイドされるのだが、先のガイドを同じ声の主だろうか、微妙な節回しが脳みそを掻き回す。ここでも、暗く湿った校舎の中と、燦々と陽の当たる明るい中庭とのギャップにどうもピンと来ず、違和感だけを抱きつつだんだん飽きてきた頃、履いていたビーサンの鼻緒(っていうの?)で靴擦れし、日本からたくさん持ってきた絆創膏をゲストハウスの預けたリュックサックに入れたままというオッチョコチョイを悔やみながら、それでも一応一通りは見学して、博物館を後にしたのだった。

 もう、人骨と残酷物語で飽和状態。

 

 

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