カンボジア・タイ・ミャンマーの旅2016*シェムリアップ3日目 〜サンライズ見に行ったはずなのに!〜
久しぶりに旅日記です!
↑これがサンライズだと思い込んでいました。いや、充分にアメージングでしたけども。
3:50起床。清々しく起床。パッキングしてメイクして、約束の4:30に宿の外に出ると、昨夜に約束したバイタクの少年(サンくん)が待っていてくれた。サンライズを見に行くのだから、当然この時はまだ真っ暗。早速ニケツでアンコールワットへと向かう。
道中、「多くのカンボジア人が私に『AJINOMOTO!』と声をかけてくるのだが、あれはなんなの?」と尋ねるも、「AJINOMOTOというのは万能調味料で、あれをかければ何でも美味しくなるんだYO」という、こちらの意図の全く通じない回答でした。しかしその後も色々と話していると、彼は将来トゥクトゥクのドライバーになりたいそうで、トゥクトゥクを買う資金を、バイタクで貯めているそうだ。その夢、叶えてほしいな!
なんて話しているうちに、サンは道に迷った。ていうか、私に道を聞いてきやがった。聞くと、こんな暗い時間にアンコールワットに来たことがないからわからないという。いやいや、そんなら引き受けるなや!!私も前2日間アンコールワット来たけど、こんな真っ暗闇じゃわかんねーっつーの!・・・でもね。やっぱりサンライズ狙いの観光客はいるわけで、ちょいちょいトゥクトゥクが走ってるんですよ。こんな時間に外国人乗っけて走ってるトゥクトゥクなんて、アンコールワットに向かってるに決まってるじゃないですか。ってなことで、「あのトゥクトゥクについていこうぜ!」っつって、金魚のフン作戦で、なんとかアンコールワットに到着したのでした。
サンくんとは、この辺で待っててね!と約束し、サンライズスポットへ向かいます。といっても、チラホラ集まってくる観光客やチャイニーズツアーにちゃっかりついて行っただけなのですが。夜明け前のアンコールワットは電灯ひとつなく、各々スマホのライトや、私は持ち合わせたペンライトで足元を確認しつつ、歩いて行きます。
程なくして、「あ、ここね!」って感じのスポットに到着すると、さすがに多くの観光客がカメラを構えてご来光に備えておられます。グイグイ攻めるでもないけどほどほどに景観の良さそうな場所に落ち着くと、隣には明らかに日本人の男子が二人。大学生だという彼らと世間話をしながら1時間ほど待っていると、美しく朝焼けてきました。いやあ、これがアンコールワットのサンライズか〜!と、パシャパシャ写真を撮り、満足してバイクに戻ります。
↑フォトジェニック絶頂を数分逃したショットです。
するとサンくん、「え?サンライズ、見ないの?」え?今もう見てきたよ?・・・って振り返ると、ポストカードで見るような光景が!!ああああ!あれがサンライズなのか!さっき私が写真撮りまくってたのは、空が白んじてきたくらいの状態だったのね!てか、隣の大学生、「え?もう帰るんですか?」とか言ってよ!!・・・なんて文句言ってる場合じゃないので、猛ダッシュでアンコールワットへ引き返すラコ。ラコダッシュ。着いた頃にはもうお日さま上がりきっていたけれど、なんとなくそれらしき光景を写真に収め、バスの時間も迫っているので、またダッシュでサンくんのバイクに戻ります。
↑サンくんと。
宿に到着し、サンくんとはお別れ。値切って4ドルで契約したけれど、早朝にありがとう&トゥクトゥク資金に貢献のため、道に迷ったところは目をつぶって5ドルを支払いでイキな日本人を演出。バスのピックアップまで少し時間があったので、宿の近くの、一昨日に激ウマだった中華食堂へ。一昨日の麺も激ウマだったけど、おかゆも激ウマ!!この店、すごいな!!!
↑なんか素粥かと思いきや、底の方からモツとかが出るわ出るわ!
↑パッと見、こんなかんじのドシンプルなんですよ。
↑いいお店でした!地元のみんなに愛されるわけです!
宿に戻り、同室だったメキシコ人もこれからピックアップだというので一緒にフロントで待つも、お互い予定時刻を30分以上過ぎてもピックアップ車は現れず。どうやっても遅れるものなんだねえ。
ようやくピックアップのバンがやってきて、この宿ともお別れ。お世話になりました〜!
↑お世話になりました〜!
ラコ論 *地図習慣*
ラコ論です。私は地図が苦手です。仲間を見つけたお話です。
↑漂着したヤシの実にシンパシーを感じる方向音痴。
*地図習慣*
アジアの幾つかの国に旅をしましたが、人々に道を尋ねる(尋ねてばっかりだけど・・・)度に、な〜んか微妙な違和感を感じていました。でも、それ違和感が何なのか、特に気にしていなかったんです。ですが、いちばん最近訪れたミャンマーで、不意にその正体に気がつきました。
それは・・・人々が地図に慣れていないという事!
その辺の通りすがりの人だけならまだしもトゥクトゥクのドライバーですら、地図を見せて「ここに行きたい」と言っても、なんだか腑に落ちない様子なんですよね。で、割と「住所は解るか?」と聞き返される事が多くて、住所を見せると「あ〜、それな!」ってわかってくれるという流れが多かったのです。つまり、多くの人は地理を俯瞰で理解するというよりも、地名とか場所の名前で、感覚的に把握しているのではないかと思われるのです。
これ・・・ちょっとラコっぽい!!
みんな、自分の行動範囲については詳しいので、知っている場所だとわかれば「この道をまっすぐ3分くらい行ったところを右」とか教えてくれます。でも、そういえば西とか北とかいうワードはあまり聞かないし、何キロとか何マイルとかいう表現も少ないように思うのです。自分目線のことしか理解できない私にとっては、皆さんの解説はとても助かりました。
逆に、ホテルやゲストハウスのフロントスタッフは、さすがに地図慣れしていたなぁと振り返って思います。「え〜、その店、どの辺ですか?」っていう時とか、地図を広げてマークしてくれたり。旅行者の多くはどうしても地図が頼りですから、その相手をするには必要な知識なんでしょうね。
私の周りの尊敬すべき方向感覚に優れた日本人は、パッと地図を見て自分がどこにいてどっちを向いているのかを神のように把握して、的確に進んで行きます。ある人は、太陽の位置で方角が分かるのだと当然のように仰っておりました。同じニンゲンとは思えません。
というわけで、地図なんか無くてもスムーズに生活しているアジアの人々に、より一層親近感を深めたのでありました。
注:これはラコの個人的体験を基にした超絶勝手な推測であり、何の根拠もありません。普通に地図使う人もいっぱいいるに違いありませんので悪しからず。。。。。
ラコ論 *罪悪感*
ラコ論です。この頃ハヤリの罪悪感について、プチ論じます。
↑デリーの鶏肉やさん。
*罪悪感*
「これなら食べても罪悪感ゼロですね〜!」
・・・っていう、食事に対するこのコメント。いつの間にか浸透してますね〜!誰が言い出したんだろう?うまいこと言いましたねぇ。「そんなに罪悪感あるなら食べなきゃいいのに」なんて言ったら刺されそうだから言いませんが、そう言いたくもなる程、目に耳につきます。
食べることに「罪悪感」。飽食の世ならではの感覚ですよね。食べたくても食べられない人が地球上にたくさんいるのにワタシは食べる、ということに対する罪悪感じゃなくて、”自分”のための罪悪感ですからね。
とはいえ、「この国に食べ物が充分じゃなかった時代は・・・」なんて昔話をしてもナンセンスです。だって、絶的にもうそうじゃないんだし、今と昔のどっちが良いかなんて人それぞれだし、世の中の変化は良いとも悪いともいうものじゃないですから。ただ、ダイエット(健康管理という広い意味で)目線でばっかりじゃなくて、食べることへの”感謝”という意味での罪悪感覚を、忘れたくないなぁと思うのです。
「脂肪分が少ない赤身を使っているから、罪悪感無く食べられますね!」
っていう料理のためにウシが死んでるっていう罪悪感。
「付け合わせのポテトは食べなければ、罪悪感も少ないですね!」
って時に残されるイモと、作ってくれたヒトへの罪悪感。
ダイエットしている”自分”のためにどんだけの罪悪感に苛まれながら生きているヒトがいるのか想像の範疇を超えますが、動物にも植物にも農家さんにも作ってくれた人にも、ありがとうの気持ちをいちばんに持っていたいなぁというお話でした。
↑ピヨりん に関しては、また別の罪悪感・・・
ラココラム *Let's say, KAMPAI !!*
ラココラムです!
*Let’s say, KAMPAI !!*
日本だと、まあ最初の一杯はみんなで「カンパーイ!」ですよね。ちょっと他の国をウロウロしてきた中で、印象的だったカンパイエピソードをお送りいたします。
・ルーマニア
「ノロック!」なんですが、「ノロ!」と聞こえます。ノロですよ、ノロ。ウイルス感全開ですね!ルーマニアにはビールもたくさんありますが、市場でペットボトルで量り売りしていた水より安いワインが超絶に美味しかったなぁ・・・。
地元の皆さんを眺めていると、最初の一杯はビールで「ノロ!」、二杯目から徐々にワインへ・・・という流れが多いように見えました。
↑市場のワイン屋さん。ペットボトルで量り売り!(中央の美女は、一緒に行ったエリカです。)店内で角打ちしていた左のおっちゃん二人はすっかり出来上がっています。
・ドイツ フランス スペイン
ドイツといえばビール、フランスといえばワイン、とばかり思っていましたが、ドイツでもワイン飲んでる人イッパイいたし、いやそれよりフランスでもほぼほぼみんなビール飲んでたことにびっくりしました。特にお昼間は、ビールの方が好まれているように感じました(平日のお仕事ある日でも、フツーに飲んでいらっしゃる)。どこのカフェでも、フランスの大手2タップにベルギーの大手2タップ、位は当然に備わってるんですね。スペインも。
言うまでもなく、ドイツでは「プロースト!」、フランスは「サンテ!」、スペインは「サルー!」。カンパイのタイミングは、日本と同じく最初の一杯の時でした。
↑パウラナーの直営店で!
↑パリのクラフトビールのボトルショップ。この棚も、氷山の一角です!フランスでも、クラフトビール、盛り上がってます!
・ベトナム
「モッハイバーヨー!」これを、食事の間じゅう、誰かが飲もうとする度に「モッハイバーヨー」「モッハイバーヨー」と乾杯を繰り返すんです。執拗に。飽きもせず。最初は楽しかったんですが、途中からめんどくさくなりました。ほんと。ジョッキに手をかける瞬間に「へーい!モッハイバーヨー!」と持ってこられるの。他の人の時も、とにかく全員参加。せわしないったらありゃしない。
↑本当、カンパイばっかでテンヤワンヤ!!・・・「テンヤワンヤ」って、何が語源なんだろう?ま、いーや。
・タイ
「チョンゲーオ!」タイミングは日本のカンパイと同じ具合です。飲み始めにチョンゲーオしたら、あとは各々勝手に飲んでました。ただ、地元の仲よしご近所飲み会に混ぜてもらったら・・・飲み方が・・・沖縄スタイルで・・・飲めや飲めやの廻し酒で、えらいことになってました。
↑たまたま前を通りかかったら、巻き込まれました。いや、巻き込まれに行きました。
楽しかった!
・ミャンマー
「カンパイ!」にあたるコトバが・・・・・ないそうです!!グラスを合わせたり、掲げる風習もないとのこと。これは斬新でしたが、逆に、広い地球の各地でグラスを合わせる風習が共通していることの方がすごいなぁと思い知りました。
↑ミャンマービール。カンパイがなくても、ビールは楽しい!
↑お店の子(ミャンマーでは子供達が立派に働いています!)にお願いして、サービングさせてもらったり!
・インド・スリランカ
女性が飲酒って時点でザワついちゃって、カンパイどころじゃなかったです。
↑インドではゲストハウスのスタッフに頼んでビールを買ってきてもらいましたが、それでも新聞紙に包んでカモフラージュです。
↑スリランカのスーパーで買ってきたおみやげビール。酒屋に入ると「えっ?」って顔されますが、スーパーなら違和感なく売ってくれました。
長い余談をします。この国の代表的なお酒に『アラック』という、椰子の樹液から成る蒸留酒があるのですが、これを蒸留する前の発酵したてのお酒『ラー』というものがあると知って俄然興味が湧き、地元の人に「どこで飲めるのか」と聞いて回りました。どうやら、椰子林で液搾の職人たちが早い時間に搾った汁を昼間放置して自然発酵させているのだけれど、すぐに傷んでしまうため、彼らがその日のうちに飲むだけで、市場には出回らないのだとか。つまり、搾りたての椰子液の発酵したてというWフレッシュな『ラー』ってことじゃないいですか!圧倒的に興味増幅!!トゥクトゥクのお兄ちゃんに頼み込んで、椰子林の奥地へと連れて行ってもらったのです。
職人さんの一団を発見すると、ちょうどお昼過ぎの休憩なのか、もうこの日の作業は終了したのか、『ラー』と思わしき白濁した飲み物(何回使いまわしてるんだかわかんないくすんだペットボトルに貯めたもの)を片手に、気持ちよさそうに飲んだり喋ったりしていました。「カンパーイ!」的なことは、してなかったですね。
トゥクのお兄ちゃんが「この日本人が『ラー』を飲みたんだってさ」と説明してくれると、ほろ酔いで上機嫌のおじちゃんたちは珍客の登場に沸き立ち、「俺のラーを飲めよ!」「いや、俺のラーを飲め!」「何か日本の歌を歌ってくれや!」とテンションマックスに。できたてホヤホヤの『ラー』は、日本酒の薄濁りのような口当たりで、酸味と甘みとフルーティーなココナツの香りでとても飲みやすく、ペットボトルの衛生面については思考を放棄すれば美味しかった・・・ような気がします。
しばし皆さんの酒宴を見学というかご一緒させて頂いていると、不意に誰からともなくざわつき始めました。シンハラ語が全然わからない私でも、何か不穏な空気はわかります。しかもなんか、その不穏感・・・全部こっちに向けられてない?するとトゥク兄さんが「やばい!乗れ!」とトゥクトゥクに向かってダッシュするではないですか!慌てて私も後に続くと、さっきまで団欒していたおっちゃんたちが石を投げてくるじゃありませんか!何!?何だっ!?振り返ると、何と!!鉈を振りかざして追っかけてくるおっちゃんまで!!!やばい!やばいよ!!ナニコレ!?21世紀にもなって、森の中で鉈を持った現地人に追い回されるって、どーゆー状況よ!?
這々の態でトゥクトゥクに乗り込み、全速力で現場を後にしたワタシタチ。お兄ちゃん曰く、ラリったおっちゃんの一人が『あのニホンジンはスパイだ!』と言い出したらしく、なんかそれで盛り上がっちゃったとのこと。うん、実は最初っから、おっちゃんたちがフカしてる葉巻のようなものに、独特のオーラを感じてはいたのだよ・・・ただアルコールで酔っ払ってるにしては、何かアンダーグラウンドな湿気た雰囲気も感じていたんだよ・・・でも、でも、とりあえず思考放棄しておいたのだよ・・・
と云うわけで、『ラー』の味の感想の最後が「・・・ような気がします。」なのは、鉈のインパクトが強すぎて、肝心の『ラー』のことをあんまり覚えていないのでした。
長いついでにさらに余談ですが、おっちゃんたちから何とか逃れたと安心した矢先、突然トゥク兄ちゃんが車を止めて「ルック!」というので、また何か!?と警戒すると、彼はおもむろに木の葉を千切って「ディスイズ シナモ〜ン! グッド スメル!」と自慢げに見せてくれたのでした。
・・・・・・・ノンキか!!!
余談がメインになっちゃいましたが、今後もか行く先々でカンパイ文化を調査して参る所存でございます!
ラコ論 *肉 と 焼き の関係*
ラコ論です。ラコのツブヤキです。
↑これは、豚ハツ。カテゴリーは『焼きトン』。美しいですね!
*肉 と 焼き の関係*
暑いですね〜!へばってませんか?こんな暑い日には、思いっきりお肉でも食べてスタミナをつけましょうよ!
で、どの動物を焼きますか?
牛ですか?ってことは『焼肉』ですか!
豚ですか?『やきとん』大好きです!
鶏ですか?それならイイ『焼き鳥』屋さん知ってますよ!
『焼肉』と言ったら主に牛肉をイメージするけれど、『焼き牛』とは言わない。焼いた豚肉のことを『焼き豚』とは言わず、これはいわゆるチャーシューを指すのが一般的。でも、『焼き鳥』は串焼きの鶏肉。串焼きの豚肉は『焼きとん』または『とん焼き』、『ぶた』ではなく『とん』。あと『もつ焼き』も、概ね豚・・・
ニホンゴ、ムズカシイヨネ!!!
カンボジア・タイ・プノンペンの旅2016 *シェムリアップ2日目③ 〜Black panty!!!!*
旅ブログです。クリーニングに出したパンツが行方不明になるという、小恥ずかしいパプニング。旅の恥はかき捨て、とはいうものの、現場では小恥ずかしかたっすっ!!
↑ナイトストリートの中にあった、最新鋭のアイスの屋台。ここは小さな原宿のような一角。凍った鉄板の上で、アイスにお好みの具材を混ぜてコテで刻みながらミックスするという、コールドストーンのパクリっぽいやつでした。安易に想像つくので、買わず。
シェムリアップ2日目③ 〜Black panty!!!〜
チャリンコを返却して、宿の近く『ナイトストリート』の交差点にはトゥクトゥクやバイタクが集まっている。ここで、翌朝の4:30からアンコールワットのサンライズに送迎してくれるバイタクを探した。
アンコールワットの入場券は、『1日券』『3日券』『7日券』の3種があり、3日券は一週間以内の3日、7日券は一ヶ月以内の7日利用できるのだが、私は3日券を買っていた。2日間使う予定でこれを選んでいたのだが、ふと、「3日目にタイに向かう前に、弾丸でサンライズだけ見に行けるんじゃないの!?」と閃いたのだった。調査の結果、ギリギリなんとかいけそうだと判明したのだ。
なんにしても一人なので、バイタクで十分だ。値段や所要時間などは、先ほどアンコールワットにタムロしていたバイタクたちから調査済み。ここで、まだ10代と思わしきヤングなドライバーと交渉成立。「じゃあ、明日の4時半に!よろしくね!」と別れて、前日にタクさんと行った”少年の店”でバインミーっぽいサンドイッチを購入。よしんばタクさんが来ているんじゃないかと思ったが、そうそうバッタリが続くことはなかった。というか、自分で予測するようなことは大概起こらないものだ。バインミーっぽいものをテイクアウトして宿へ戻ると、もう19時過ぎだというのに、夕方には届いているはずのクリーニングがまだ届いていない。フロントから店に問い合わせてもらうと、「21時に届ける、と言っている。安心して!」とのこと。安心できんわ!けど仕方ない。
↑バインミーっぽいもの。辛いソース多めにしてもらいました。
洗濯物と、今夜旅立つタクさんを待ちつつ、宿のオープンテラスでバインミーを囓る。うーん。バインミー”っぽい”けれど、違うなあ。パン生地が、バインミーのそれより、コッペパン寄り。中身も、ベトナムで定番のパテではなく、魚肉ソーセージ的なソフトなもの。ちょっとイメージと違ったけども、良い勉強になった。
そうするうちに、タクさんがどこかから帰ってきた。宿までピックアップが来るまでに荷物をまとめたりシャワーを浴びたり色々忙しいようだ。さてこちらもようやく仕上がった洗濯物が届いたので畳んでいると・・・パンツが一枚足りないではないか!パンツって、ズボンじゃなくてパンチィの方ね!プノンペンの宿に一枚ウッカリ置き忘れてきたので、これ以上減られては困るのだよ!!急いで宿のスタッフ・・・の中でも一番仲良くなった、私と同じ年頃の女性スタッフに事情を説明すると、「なんてこと!!」と急ぎクリーニング屋にクレームを入れてくれ、「ラコ!ラコがなくしたパンティーは何色!? You lost her panty!! It’s black! Black one! And maybe it’s small size!! Search right nowwwwww!!!!」。声でかいわ!!ハズいわ!しかし彼女の語気のおかげ?で、我が黒パンティーは無事この日の内に手元に届いかのであった。
パンティー事件が収拾する頃には、旅支度を終えたタクさんがテラスでタバコタイムに入っていた。出発をお見送りしようと思っていたが、まだまだ時間があるようなので、私ははす向かいのカフェで生ビール飲みながら、次国タイでの宿をネットで検索。が、この店、コバエが多すぎて、ビールの中に次々投身自殺してくる。どうにかならんかい?と訴えると、「エアコン効かないけど、外なら虫こないかも」と言われて、迷わず外へ。暑さと虫なんて、比べものにならんわ!!
↑目を離したすきに表面がコバエの死骸だらけのなったので、さすがに替えてもらい、外の席に。でも心配なので、終始紙ナプキンでフタしてました!
タイでのホテルも目星がついたので、宿へ戻る。案の定、タクさんのピックアップは予定時刻を過ぎても一向に現れない。やはり、どこでもこんなもんなんだなぁと思い知る。予定時刻をゆうに30分以上過ぎた頃にピックアップのバンが現れ、ここでタクさんとはお別れ。早く爪を切れますように。そして、大量に残ったRiel紙幣が隣国でも使えないよと言う私の忠告を思い出してくれたらご連絡ください(悪笑)。
タクさんを見送った頃、宿のオーナーの息子さん(40代半ばと思われる)がご帰宅。巻き煙草をおすそ分け頂き、巻き方をご教授。オイシイとは思わないけども、ハジメテのことは面白い。
↑タバコイェ〜!
明日も早いので、この日は早々に就寝・・・が、ふと気づくと両脚に蕁麻疹が!かゆい!どうしようもないので、とりあえずムヒを塗ってみた。起きたら引いていますように・・・と願いつつ、就寝。
↑関係ないけど、これ、台湾でも売ってたやつだ!!
ラコ論 *傘サムライ*
*傘サムライ*
梅雨ですね。関東では空梅雨のような日々ですが、それでもチョクチョク雨は降りますね。
雨、となると、傘の出番です。家を出るタイミングで降っていれば、多くの人は折りたたみではなくガチ傘をさして出かけるでしょう。
その、傘、ですよ。
電車のなどの階段を、傘のとんがった方を後ろにして上る人、見かけませんか?
刺さるやろ!後ろとの人に刺さるやろ!!!いや、実際刺さるこたぁないけども、濡れた傘先が当たるじゃないですか!!!なんでその持ち方ですか?帯刀か?刀かそれは?お前はサムライか?
・・・というわけで、傘を帯刀して歩く人種を『傘侍』と呼んでいます(心の中で)。
そして自分の前にサムライがいると、その剣先に軽く当たりにいって、サムライに「あなたのその持ち方、迷惑ですよ」とアピールするという『傘サムライ撲滅運動』を、忍者のように敢行するのです。
雨の降る日は街のどこかで、サムライとニンジャの小さな戦いが繰り広げられていることを、ここに記します。