旅するラコブログ

バックパック旅行記や、辛いもの、ビールのこと、書き留めておかなきゃ忘れそうな些細な思いを綴ってゆきます。

カンボジア・タイ・プノンペンの旅2016 *シェムリアップ2日目② 〜ココナツとアイスとトイレと夕日〜*

この日はひとり気ままに遺跡巡り。山頂からの夕景に、地球を感じますよ!!

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↑途中休憩でココナツウォーター。うーん、期待したほどじゃなかった。ごめんよココナツ。

 

シェムリアップ2日目② 〜ココナツとアイスとトイレと夕日〜*

 バナナの食べものの美味しさと屋台のおばちゃんの優しさですっかりイイキブンでサイクリングを再開。前日に周りきれなかった遺跡と、前日に大変気に入ったタ・プラームを目指す。前日の疲れもあってかペダルを漕ぐ足がやや重いので、無理せず休憩を取ることを意識。一回目の休憩で、ココナツジュースを飲んでみた。ココナツの上部をスパーンと切ってストローを挿して飲む、ザ・南国、な、アレ。観光客狙いの客引きパターンが嫌で購入を避けていたのだけれど、ココナツジュースの味って結構地域によって違うので(朝コンビニで購入したのはパックされたものにつき、ノーカウント)、カンボジアのココナツはどんなものかという興味もあり、この機会に試してみた。結果、甘さ控えめ、というか、味の薄いものだった。インドのそれに近いように思う。やはりココナッツのジュースは、スリランカがダントツ1位だ(ラコ比)。

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↑ココナツの中身にはゼリーのような部分があって、外皮を削ったものをスプーンにして削って食べるというやり方を以前の旅で学んでいたので、お店の方に頼んでみた。めんどくさそうにされたが、渋々やってくれた。が、これもあまり美味しくなかった。美味しくないのを知っていたから、渋々だったのかも(笑

 

 そういえば前日は休みなしに走ったためか一日中(というかサイクリング中)トイレにいくことがなかったのだが、ココナツでたっぷり水分補給したおかげでこの日はついにトイレにお邪魔することになった。遺跡をつなぐ道には、だいたい遺跡と遺跡の間に一箇所程度の間隔でトイレが設けてある。前日、毒吐き傾向のつよいタクさんが「カンボジアは高い入場料取るくせに、こういう道の整備もしねぇし、どーせトイレだって汚ねえんだろ。ぼったくりやがって。」とぼやいていたのでサゾ汚いのだろうと意を決して入ってみたら、なんてことはない、普通に清潔で快適なトイレだった。宿に戻ったらタクさんに報告だ。というか、彼はいまだにトイレに行っていないのだろうか?まぁ、どうでもいい。

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↑トイレの写真を撮ってなかったので、今更ですが、この日の相方を紹介しておきます。

 

 池に浮かぶ遺跡など興味深い遺跡を楽しみ、また、前日に遭難しかけたタ・プラームにも再訪した。この日も変わらず美しく壮観であったが、2度目ということで目が慣れていたのか初訪時の広大感はなく、なぜここで迷子になったのか不思議であった。いや、そもそも遺跡で遭難するオトナは圧倒的にマイノリティなのだ。タ・プラーム二日目にしてやっと一般人の仲間入りを果たした。

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↑池に架かる橋というか通路を渡って、池の真ん中に建つ遺跡に。

 

 途中、前日に青豆アイスキャンディを買った遺跡の前を通った。というか、もう一度あの青豆アイスが食べたくて、ここを通るコースを組んでいたのだ。往路時にいなかったので半ば諦めていたが、復路で見事に再会を果たし、この日の2度目の休憩は幸せにも青豆アイスであった。

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↑おっちゃん、会いたかったぜ!!

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↑幸せ!!!!!!!!!

 

 さて、この日のラストビューは、プノンバケン寺院という、丘?山?の上に建つ遺跡からの夕景の予定。麓から約25分ほどで頂上に到達すると、日没予定時刻の1時間ほど前にも拘らず、夕焼け狙いの観光客ですでに埋め尽くされていた。いい時間には入場制限もあるそうで、早めに着いておいて良かった良かった。とはいえ1時間、することもないので、日陰を見つけて、ここまでの旅日記をノートにつけたり、ひたすらぼんやりしたり、明日の行動を計画したりして過ごした。とにかく日差しが強いので、やはり日陰は人口密度というか人気が高かった。

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↑山登り、約25分・・・

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↑夕日を見に集まる人々。

 


 いよいよ太陽が傾き始めると、日陰にいた人々が一斉に西側へと移動し始めた。ホンキのカメラマンなどベストオブベスポジを確保することに全てを賭けた人々は、我々が日陰に避難している間もジリジリとここでスタンバイしていたのだろう。敬意を払って、ほどほどのポジションから夕日を楽しむことにした。いやはや、すばらしい夕日だった。太陽が地平線、いや、森に沈んでゆく姿も、その後光に映える遺跡と木々も、アァ、地球!!という気持ちよさだった。

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↑Awesome!!!!

 

 太陽が落ちきる前に帰路につかねば、帰りはまた街灯ひとつ無い荒れた道をライト無しのママチャリで走ることになる。まだ眺めている人も、やっと入場制限が解けて今から見にくる人もいる中、さっさと切り上げることにした。
 駐輪場に戻ると、たくさんのトゥクトゥクとバイタクが集まってきていた。確かに、どう考えてもここはドル箱だ。実は夕日を待つ間に翌日の計画が閃いたので、時間的に実現可能か探るべく、何人かのバイタクドライバーに市街地からここまでの所要時間と料金の目安をリサーチした。どうやら実現できそうだということが判明し、まずは取り急ぎ、帰路に着いた。地図上では前日よりもショートカットできる道をとってみたのだが、やっぱり途中で完全に陽は落ち、しかもこの道が前日のそれよりもさらに過酷なボッコボコで大きな穴ぼこがそこかしこにあり、真っ暗の中、車のヘッドライトだけを頼りに「うをっ!危ねっ!!」とつい口に出しながら、どうにか事故なくレンタルサイクル屋へと帰着した。
 しかしあの穴ぼこはなんなんだろう?樹木を抜いた跡だろうか?四輪車ならいいが、原付なんか吹っ飛ぶだろうに。スピードも出してるし。アジアの国々を訪れると、こんなナントナクな感じでよく事故が起きないなぁと感心させられる。この二日間でカンボジアでの運転感覚にはだいぶ慣れたと思うが、穴ぼこ夜道はもうイヤだ・・・なんてことを思いつつ、自転車を返却して、宿へ戻るのであった。

カンボジア・タイ・ミャンマーの旅2016 *シェムリアップ2日目① 〜未知の食べ物と遭遇して感激〜*

シェムリアップ2日目のスタート!いきなりスペシャルな食べ物に出会ってしまったのですよ!

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↑コンビニで購入した朝ごはん。どちらも美味しかったです。

 

シェムリアップ2日目① 〜未知の食べ物と遭遇して感激〜

 朝、ダラダラ眠るつもりが7時に自然起床。上のベッドのスペイン人が落としたiPhoneを発見。真っ黒なiPhone、こりゃ暗闇で見つけられない訳だ。
 まだ早いので、散歩ついでに近所のコンビニでヨーグルトとココナツジュースを購入。宿1階のオープンテラスで朝ごはん。ココナツジュースは果肉も入っていて、なかなか美味しい。
 フロントにスタッフのお姉さんが来たのでランドリーの場所を尋ねると、「1キロで1ドルよ。ランドリーはまだ開いてないから、私が後で出しといてあげる。夕方には仕上がっているわよ」とのこと。これは助かる!

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↑宿のオープンテラスで、オーナーと奥さんがランチの準備。ここはレストラン(?)も併設しているのだ。

 

 あっという間に用事が済んでしまったので、9時のレンタルサイクル屋の開店と同時にGO。前日と違うママチャリをあてがわれ少し寂しいながらも、前日のやつはチェーンがガタピシ言って心もとなかったので、慣れてみればこちらの方が安心感があった。
 この日は前日に回りきれなかった遺跡と、迷子になる程気に入った タ・プラーム を再訪するつもり。さっそく自転車を漕ぎ始めるが、心なしか脚が重い。前日の疲れが溜まっていたのだろうと思う。
 それでもなんとか走っていると、山道に入る手前に屋台を発見。数種類の何かを揚げているが、なんだかさっぱりわからない。中身はカレーかな?メンチかな?と思ったが、聞くと「ココナツ、タロ(タロイモ)、バナナ」とのこと。甘い系なのかぁ。そして、まんまるなのに、これ、バナナ?どんな状態でバナナなのか、想像できない。おなかは空いていなかったが、好奇心に抗えず、バナナ というのを1個購入し、その場でバクリ。

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・・・・こっ、これは・・・!!!!!

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お米と摩り下ろしたココナツを甘く混ぜた衣で5センチ程のバナナを包み、衣をつけて揚げたもので、もんんんんんんんのすっごく美味しい!!!甘いものはあまり好まない私が、しっかり甘くジャンキーなこの食べ物に大感激!!!未知の美味しさ!!!あまりのコーフン具合に、屋台のおばちゃんも苦笑い。「ジャパニーズ?」と聞かれたのでハイと答えると、ニッコリと頷いてくれた。優しい、嬉しい、美味しい。幸せ。

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↑ガソリンだったんですね〜


 ところでこの屋台の横には、カラフルなペットボトルに入った液体が陳列されていた。このペットボトルの棚は、道路沿いに度々見かけるものだったが、前日は「怪しい飲み物だなぁ」ぐらいにスルーしていたのだが、なんとこれらは飲み物ではなく、ガソリンだった。私が食べている途中にも何台かの原付がやってきては、そのペットボトルからジョウゴを使って給油していった。なる程、こんな手軽な感じでGSが成り立っていたのか。

 未知なる食べ物に感動しつつ、サイクリングを再開した。

 

 

ラコ論 *イヤホンどーする?*

ラコ論です。コンビニで会計時にイヤホンしている時、そのイヤホン、外しますか?そのままですか?というお話です。終盤、エキサイトして言葉が乱れてますが、なんなら口角に泡もくっついてると思ってご笑覧くだされぃ

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↑コンビニアイス、大好きです。

 

*イヤホンどーする?*

 先日テレビの街頭インタビューで『コンビニなどで会計時にイヤホンを外す?外さない?』というアンケートが行われており、6:4くらいで、外さない派が多いという結果となっていました。

 これ、常々気になっていた件だったのですが、私は断然、外す派です。片耳だけでいい、「私はあなたの声を聞いてますよ」という態度、いわば”聞く姿勢”を示すことだと思っています。
 だって、友達と話すとき、イヤホンしたままですか?外すでしょ。「イヤホンしてても聞こえてるし」という問題じゃなぁない。人と話している時、相手がモバゲーやってたら、「うん、聞いてる聞いてる」って言われても、やな感じしません?一緒のことだと思うんです。そして、友達にしちゃ失礼なことは、コンビニの店員さんにもしちゃいけないと思うんです。
 
 さらには、先の番組のコメンテーターが、自身の”外さない派”の意見として「『独りにしてください、話しかけないでください』というサインを送りたくて、敢えて外さない時はありますね」と述べていたのですが、こりゃまた冗談じゃないぜ。対人で買い物をする時点で、独りじゃないんだぜ。そうさベイビー、君は独りじゃないんだぜ!目の前で人が自分に向かって「いらっしゃいませ」と挨拶しているのに、「ほっといてくれ」はなかろうもん。失礼ばい。独りになりたきゃネットで買えってんだい、べらぼうめ!

 途中、勢い余って方言にブレが生じましたこと、お詫び申し上げます。ともあれ、これからも私は積極的にイヤホンを外してゆきますよ!

ラココラム *旅のスタイルが変わった件*

今回は ラココラム です。

La コラム ラコラム など名称のバリエーションいろいろ思いついたんですが、思いつきすぎてどうでもよくなってきたので、シンプルに ラココラム と致しました。

バックパッカーたちの旅の仕方が、ここ二、三年で革新的に変化していて驚いたってお話です。

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ガンジス川、2003年

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コルカタで日本人の爺さんと 2003年

 

*旅のスタイルが変わった件*

 2016年(以下、「今回」と称す)のアジア旅以前にガチの一人旅をしたのは、2013年のインドでした。3年のブランク。今回の旅で驚いたのは、この3年間での、旅人たちの旅スタイルの変わりっぷりでした。最初はなかなか追いつけず、今回の旅の終盤にしてやっとこのナウなスタイルにやっと馴染めたというのが実際のところでした。この、短期間における小さいように見えてスンゴイ変貌について記しておこうと思います。

 3年前の私は、実にアナログな旅をしていました。まず、『地球の歩き方』がなければ、歩き方がわからない。地図(見ても彷徨うんだけどね)を見るのも『歩き方』。見所候補も『歩き方』。宿を探すのも『歩き方』。文字どおり、『歩き方』がなければ歩けなかったんですよ。もちろん当時もインターネトで諸々探すこともあったけれど、いかんせん現地に入ってはネット環境が限られているので、それらは事前の調査に使うだけだったんです。

 ところがですよ!

 まず、宿の予約。以前は、最初の一泊目の宿だけは日本で予約していこう、と、『歩き方』掲載のゲストハウスをメールで予約。その後は、次の街に到着したらまず歩いて宿探し。ゲストハウスが集まっている場所を探して、宿を訪ねては部屋をチェックして値段交渉。幾つかの宿でそれを繰り返し、一番条件のいい宿に決めて、やっと荷を降ろすというのが定石でした。
 しかし、今は違うんです。ホテルの予約アプリがめっちゃ充実しているのですよ。一軒一軒見て回らなくても、外観から内装までしっかり写真でチェックできるし、宿泊代金も明瞭で、値段交渉の手間もなし。世界中の旅人たちからの口コミも閲覧できるので、清潔さの度合いやWi-Fi環境の良し悪しもだいたいわかります。しかも、場所によっては、現地で当日飛び込みで泊まるよりも割安になっていることもあるんです!当然、地図も添えられているので、宿屋街から外れた立地に穴場のゲストハウスを発見できたりもするワケです。
 もちろん足を使っての宿探しそれ自体にも面白さはあったけれど、圧倒的に時間を節約できるというのは、リミットのある旅先でのスケジューリングにはありがたいところ。アプリも幾つかの種類があって、人それぞれ気に入ったものがあるようだったけど、『Agoda』『Booking.com』『Hostelworld』の順で人気があったという印象でした(2016年、ラコ調べ@東南アジア)。

 次に、地図。多分に洩れず、以前はペーパーマップを使用しておりました。行きたいところにペンで印をつけて、ピーっと線を延ばして「何々」と施設名とか書いて。
 しかし、今は違うんです。地図アプリがあるんです。いや、もちろんそんなものはずっと前からあったのですが、性能が全然違うんです。精度という面ではもちろん、決定的な違いは、ネット環境に無くても使えるアプリがあるということなんです。
 『maps.me』というアプリを教えてもらったのは、カンボジアにいた時かなぁ?失念したけれど、とにかく海外に上陸したらまずケータイスマホ機内モードにするというのが鉄則で、ホテルや店舗のWi-Fiに頼るしか無く、そうなると必然的に移動中は地図アプリも見ることができませんでした。ところがこのアプリ、一旦その地域のデータを入手すれば、その後はWi-Fiなしでいつでもどこでも、自分の位置と地図を確認することができるのです。これは本当に画期的でした。
 例えば初めて降り立った街で最初にトゥクトゥクに乗るときの値段交渉。長距離バスなどでは降車場が街のどの辺りなのか明確ではない場合も多々あり、降り立った場所が不明だから目的の宿までの距離も不明、となるとドライバーの言い値がどの程度の妥当性(最初っから妥当なんてことはナイのだけれど)もわからないじゃないですか。このアプリがあれば現在地がわかるので、交渉もしっかりできるのです。また、たまにわざと遠回りされたり、ドライバーが提携している宿や店に勝手に連れていいかれたりすることもあるのですが、現在地が常に把握できるので、そういった被害を防ぐことができるのです。そして当然、自分の足で移動する時も。自分がどっちに向かっているのかわかるので、こんな私でも彷徨うことが少なくなりました(迷うんかい)。
 また、地図上にドロップピンを着けられるので、行きたいところの候補地がペーパーのようにごちゃごちゃしなくて見やすいです。これはまぁ普通に便利という点ですけどね。
 とにかく、Wi-Fiないのに使える!というのが革新的だったのでした。

 あと、おなじみのFaceBookの存在。かつては住所交換やメアドの交換であったのが、今や猫も杓子もFBですね。友リク一つですぐにお互い連絡も取れるし情報交換もできる。旅中も別れてからも、わざわざ連絡を取らずとも気軽に繋がっていられる。FBやってないって旅人、コダワリある1人を除いて、出会わなかったです。大袈裟じゃなくて。

 そして極めつけ。さっき『maps.me』がオフザWi-Fiで使えることを散々賞賛した後にアレですが・・・SIMロックの解除!!!これは大きかった!!!
 これはタイからミャンマーまで一緒に旅をしたドイツの女の子に教わり、且つめっちゃ助けてもらって、やっとの事で解除に成功して、ところが現地で買ったプリペイドSIMをセットしてからもなかなか作動しなくて、現地のその通信会社のショップに行ってもスタッフさんも原因がわからず四苦八苦の結果、なぜ使えるようになったのか全員「!?」だったけれど不意に開通、という紆余曲折を経たのですが、とにかくまぁ便利なこと便利なこと!
 先の『maps.com』はもちろん使い続けましたが、どこからでもホテルの予約ができるし、調べ物ができるし、LINEもFaceBookもできるし、本当に便利です!
 こんなことを言うと「旅先まで来てLINEなんて」と思われるかもしれませんが、いやいや大事でした。例えば旅先で知り合った人と、次の街でまた会いましょうなんて時。お互い流浪の旅なので、じゃあ何月何日の何時に何処で、何て約束はしたくありません。かといって、お互いが良いタイミングでWi-Fi環境にいるとも限らないじゃないですか。となるとやっぱり、交信手段があるというのはとても助かります。
 そして言うまでもなく、どこでも調べ物ができるというのは本当に役に立ちますね。ガイドブックを持ち歩かなくてもいいし、いろんな国の友達と情報交換するにも、ネット情報であればだいたい英語のページがあるので、共有しやすいですしね。

 「何でもかんでも便利が良いってもんじゃなかろう。アナログにはアナログの良いところがあり、苦労こそが旅の醍醐味じゃないか。」という意見もあるでしょう。そういう面も確かにあるかと思います。ただ、そのことで旅の楽しみが損なわれてしまうと感じることはなく、むしろ旅先で出会った友達と過ごす時間を多く持てたし、現地での楽しみ方の幅が広がりました。
 FaceBookやLINEの普及に関して言えば、旅で出会った人たちと連絡先を交換する際、みんながそれらを使っている中、頑固に「いや、私は紙とペンで」とこだわるのも面倒っちいじゃないですか。みんなと共通のツールを使うのも、歩み寄りってもんじゃないかという気がします。

 以上、パスポートとスマホがあれば旅ができるようになってました、というお話でした。

 

 あ、大事なことを忘れていました!

 昔も今も、みんながやってること!

 新しい国に入国したらまず、手の甲にその国の「こんにちは」「ありがとう」「さようなら」「ディスカウント」をペンで書きます。これ、永遠の必須アナログ!

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タイとミャンマーの国境の町(タイ側)2016年。彼女たちが教えてくれなかったら、現地SIM使えなかった〜!

 

 

 

カンボジア・タイ・ミャンマーの旅2016 *シェムリアップ1日目④〜夜のシェムリアップ〜

旅日記です。この日は昼食も食べずにひたすら自転車を漕いでいたので、ハラペコリーヌ&喉カラカラで迎えた夜ごはん。ビールだビール!そして同室の旅人たちの人間模様の妙です。。。。。

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↑ナイトマーケット。賑やかです!宿の前の道がコレなんで、騒々しいっちゃ騒々しいんですが、私はこうゆうの好きです。

 

シェムリアップ1日目④ 〜夜のシェムリアップ

 レンタルサイクル店に着くと、これまた偶然にも自転車返却中のタクさんと再会。本当によく会う。
 このレンタルサイクルショップがツアー会社も併設しており、ここでバンコク行きのバスを手配することにした。タクさんには先に宿に戻ってもらい、ツアーバスを吟味。20ドルで、水とスナックがFreeだという(ウソでした・・・)ツアーバスにした。
 
 さて、宿に帰るとタクさんがいて、一緒に夕食を、というような流れになった。汗と砂でベットベトの身体をシャワー(お湯ではなくほぼ水だけど、暑いので問題無い)で流して、街へ出た。 

 夜のシェムリアップは賑やかな繁華街で、様々な種類の飲食店にマッサージ店などがひしめき合っている。見て回るだけでも楽しそうだが、タクさんは”少年の店”がお気に入りで、今日もそこで食べるというので付いて行った。”少年の店”とタクさんが呼んでいるのは、繁華街からは少し外れた道端でおばちゃんが営む屋台で、10歳くらいの少年が調理してくれる、ヌードルやチャーハンの店だった。タクさんは「1ドルという安さで食べられるのは、カンボジアではここだけだ」と繰り返し熱弁していたが、むしろプノンペンでは殆ど1ドルだった・・・が、反論するほどのことでもないので「へえ」と言っておいた。少年の料理は普通に美味しかったが、1日サイクリングの後の缶ビールが格別に美味しい!!こう言っては身も蓋もないが、ビールを美味しくするのは1日の頑張りだ。

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↑”少年の店”(命名・タクさん)

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↑私の頼んだ、ナントカヌードル。スナッキーな平打ち麺を炒めて目玉焼き乗っけ。素朴な味わい。

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↑タクさんが頼んだ、ナントカヌードル。こちらは細麺。チキンラーメンの麺にほぼ近い。


 食事を終えて少年にありがとうを言い、PUB STREETを散策。適当なカフェバーに入りビールを頼むと、中ジョッキ程度の生ビールが0.5ドルでしっかり美味しい!カンボジアバンザイ!飲みながら、タクさんのこれまでの旅の話を聞かせてもらった。オーストラリアで車上生活をしていたり、オーストラリアは物価が高くてやってられないという話や、オーストラリアはメシがまずいなど、他の国の話も聞いたはずなのに、オーストラリアへの愚痴ばかりが印象的だった。また、バンコクにも長く住んでいたそうで、バンコクは何を食っても旨い、何を買っても安い、人々が優しい、とかなりの推しで、私のタイへの期待を膨らませてくれた。

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↑PUB STREET。この通りは比較的新しいというか、欧米ライクなオオバコのバーが軒を連ねている。

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↑ビール安っ!!!!!


 どうでもいいが、タクさんはめちゃんこ爪が長い。旅の途中で爪切りをなくしたらしい。ラコちゃん爪切り持ってない?と聞かれたが、ヤスリしか持ってきていなかった。買えばいいのに、というと、どうせすぐ無くすし、誰かに借りるから、と断固購入拒否。ギャルの付け爪ばりに長かった。汚いし。早く爪切り持ってる人に出会えますように。

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↑安いだけじゃなく、しっかり美味しいピルスナー!越しの、タクさん。神よ、彼に爪切りを与え給え!!

 

 カフェを出て、1ドルマッサージを体験してみた。何というか、友達にちょっと揉んでもらってる程度の可もなく不可もない感じで、1ドルなら文句はないけれども、なるほどこういうものか、と納得。コンビニで缶ビールを買って、宿のフロント横がオープンテラスになっており、そこで飲んでいると、タクさんと、同室のメキシコ人、宿のオーナーの奥さん(英語不可)などもやってきて、団欒のひと時となった。タクさんは翌夜にベトナムへ向かうことにしたそうだ。

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↑マッサージちう。

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↑コンビニには輸入ビールも。日本のビールも各社取り揃えてございますが・・・

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↑これ。「Angkor(アンコール)」というのがカンボジアブランドなんですが、それと勘違いして買った「ANCHOR(アンカー)」。シンガポールのブランドだそうです。

 


 それにしてもタクさんは私より長くカンボジアにいるのに、未だにカンボジア通貨”リエル”を”ルピー”と言っている。しかも、リエルはカンボジア以外の国では両替できないので、カンボジアを出る前に全部のリエルをドルに替えておかなければならないのだが、彼はこの時点でかなりのリエルを所持している上に、「ベトナムでもルピー(リエルのこと)使えるっしょ」と寝ぼけたことを言っている。出国前にドルに替えなきゃだめだよと教えても、こっちはレートが悪いからどうのこうのと言って聞き入れてくれなかった。(数日後、「リエル・・・・ベトナムで使えないどころか両替すらできん!!」とメッセンジャーが送られてきた。言わんこっちゃない。)

 

 明日はアンコールワットサンライズを見るという選択肢もあるが、ゆっくり起きてゆっくり廻ろうと決め、ベッドに入った。が、二段ベッド上階のスペイン人がやたら寝返りを打つので、その度に目が覚めてしまう。挙句にそのスペイン人、iPhoneを私のベッドに落っことして「拾ってくれ」と言ってきた。探してみたが真っ暗で見つけられず、今夜は諦めてもらった。
 そういえばこのスペイン人、夜に部屋へ戻った時、同室のメキシコ人に、なぜテロは無くならないのかとか、政治や宗教のことなどを涙ながらに熱弁していた。彼がいつからここにいていつまでここにいるのかわからないが、どうやらこの近くでアルバイトをしているそうだ。沈没バッパー(旅先に居着いてしまうバックパッカー)だろうか。人生いろいろだ。iPoneを失って、彼もやっとおとなしく眠ったようだった。おかげでこちらも眠りにつくことができた。

カンボジア・タイ・ミャンマーの旅2016 *シェムリアップ1日目③ 〜夕日に向かって激走〜*

旅日記の続きです。タ・プロームという遺跡がものすんごく神秘的でマイナスイオン出まくりで、夢中になって遭難しかけましたよ!

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↑タ・プロームの木と外人さん。すごいスケール。


シェムリアップ1日目③ 〜夕日に向かって激走〜*

 アンコールトムの後、タクさんはタ・ケウ経由でタ・プロームへ行くというので、「じゃあそこまで一緒に行ってもいいですか?」と、今度は遠慮なく言えた。お喋りしながらのサイクリングというのも楽しいものだとわかった。ちなみに、アメリカ大統領選をトランプが制したことを知ったのがこのサイクリングトーク時で、大変驚いた。ハンドル切りそうになった。

 さて、タ・ケウへの道中にあった小さな遺跡の前で、アイス販売のバイクが止まっていた。バイクの後部に大きなクーラーボックスを設置したものだ。二人とも自転車漕ぎっぱなしだったので、共にアイスの購入決定。何種類かのアイスキャンディーがあり、私はドリアンと何か(失念)で迷ってどちらかにしたのだが、とにかくイマイチ好みの味ではなかった。ちぇっ、とその遺跡をブラブラしていると、チケットをチェクする係員(と言っても遺跡の入口に座って談笑しているだけだが)が、前日プノンペンで食べて感動した青豆のアイスを食べているのが目に入った。「それ、どこでゲットした?!」と問いただすと、彼の差す先に、さっきまでとは別のバイクアイス屋さんがいるではないか!小躍りしながらそのクーラーボックスを見せてもらうと、まさにあの青豆アイスキャンディーが!大喜びで本日2本目のアイスタイム。そうそう!これ!この味!どう?美味しいでしょ?と半強制的にタクさんにも齧らせるも、「あ〜、俺はチョコの方が好きだわ」と冷めた回答。ま、嗜好は人それぞれだ。

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↑好みじゃなかった方のアイス

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↑大喜びで青豆アイスと再会!

 

 アイス休憩を経てタ・ケウも見学も終わり、やってきたのはタ・プローム。ここは『トゥーム・レイダー』の撮影でも使われたそうで、『天空の城 ラピュタ』の世界を彷彿させるとの事前情報があったのだが、残念ながらラピュタを未だに観たことがない。
 ともあれここは森と遺跡が幻想的なまでに溶け合っていて、仏都が木々の一部なんじゃないかという錯覚に陥る程だった。

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空の青さと木々の緑と幹の造形と石の冷たさにすっかり夢中になり、気づいた時にはタクさんとはぐれ、完全なる遺跡迷子になっていた。出口を探しているのだが、歩けど歩けど見えてこない。それどころか、何度も同じところに着いてしまう。遭難することはないだろうけれど、タクさんを待たせては申し訳ない。いや、でも、同行するのはここタ・プロームまでという話だったから、私を待たずに勝手に次の遺跡に行っているかもしれない・・・そうであってくれれば良いのだけど・・・と大焦りでやっと出口に辿り着くと、タバコを吸うタクさんがいた。うわわわ、待っててくれたのね!!!!!
「このタバコが終わっても出てこなかったら、探しに行くとこだったわ」
・・・マイペースな人だと思っていたけれど、なかなかイイ奴だ。そろそろトモダチとして認めてくれているんじゃないか?とにかく待たせたことを詫び、あらためてここからは各自のルートで散策することにし、解散した。

 いやあ〜、タ・プロームは素晴らしかった!!

 ところで、どの遺跡の出入り口にもチケットチェックの係員が数人いるのだが、こちらがジャパニーズだとわかると嬉しそうに「アジノモト〜!ジャパン!アジノモト!」と話しかけてくる。フジヤマでもサムライでもなく、なんでアジノモト?とほのかに謎だったが、いかにアジノモトがこの辺りの国々で愛用されているかを知るのはもう少し後になってからである。

 さて、タ・プロームの後にもう一つ小さめの遺跡を見学し、そろそろ日が落ちてくるなぁという時、ハッと気づいた。
「もしかして、アンコールワット越しのサンセットが見られるんじゃない!?」
ここから全力で飛ばしても間に合うかどうかわからない。が、可能性は未知だ。・・・行くか!!そこからはママチャリで猛然と全力疾走。途中何台もの電動バイクを追い抜き、ひたすら漕ぐ!漕ぐ!漕ぐ!リアルに夕日に向かって全力で走る!!そして・・・ギリッギリで間に合ったのだった。

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もはや夕景の美しさよりも、達成感の方が圧倒的に大きかった。やっと口にした水の、美味しかったこと!

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 やりきった自分に満足し、宿へ戻ることに。観光バスやトゥクトゥクたちも一斉に街へと戻っていくので、それに付いていったので道に迷うことはなかったが、灯りひとつ真っ暗な林道を車のヘッドライトだけを頼りに走るのは、ザ・デンジャラスだった。もちろん、レンタルのママチャリにはライトなんて高級のものは付いていない。日本から持ってきていたペンライトは、宿のリュックに入れたままだ。いやそれより、日本で使っている自転車用のライト(脱着可能)を持ってこればよかった。次回の旅には持参しよう。
 何度も生命の危機を味わいつつも、無事にレンタルサイクル店に帰着したのであった。

 

 

カンボジア・タイ・ミャンマーの旅 *シェムリアップ1日目②〜タクさんとアンコールトム〜

旅日記です。アンコールワットを後にして、ただの(根に持って強調しますよ、最後まで読んでください!)ルームメイトであるタクさんと、アンコールトムを目指します。

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↑ゾウですね。

 

シェムリアップ1日目② 〜タクさんとアンコールトム〜*

 アンコールワットを後にして、タクさんと共にアンコールトムへ向けてサイクリングをスタート。タクさんは昨日も遺跡群を周っていたとあって、道順など迷いなくスイスイと進んでゆく・・・と言ってもほぼほぼ一本道なので、さほど迷う要素は(普通なら)ないのだが。そんなことより、日常であれ旅先であれ誰かと行動を共にすること自体が私にとってはとても新鮮な状況で、それを楽しめている自分が嬉しかった。

 ところでこの遺跡群は、主に森林の中に同居している。遺跡と遺跡を結ぶ道は、舗装されているところもあるが、ただの砂道であるところも多い。自動車も自転車も共用で、交差点であろうが何だろうが、信号機はない。ただただ、対向車や周りの車両の雰囲気を汲み取って、何となく成立してしまっている。カンボジアは右側通行の国。左折となるとどの程度の車をやり過ごせばいいのやら最初はオドオドしっ放しであったが、自動車に並走してシレっと曲がるのが得策と学んでからは、すっかり流れに乗れるようになった。どの国に行っても感じることは、その国の交通マナーに馴染めた時、そこの文化に溶け込むための一つのステージをクリアーしたことになるということだ。インドで行き交う車を掻き分けて道を渡れるようになった時など、ちょっとだけインド人に近づけたような気持ちになったものだ。
 それよりも自転車で厄介なのは、舗装のところどころに50cm〜1m程の掘り返されたような穴が空いていることで、うっかりこれに嵌りでもしたら大転倒は避けられないだろう。明るいうちなら回避できるが、日が落ちてからの運転(翌日に体験することになるのだが)は、大げさでなく死と背中合わせだ。

 そんなこんなで森林の中を気持ち良くサイクリングして、アンコールトムに到着。アンコールトムは、敷地面積としてはアンコールワットの4倍ほどの広さ。3キロ四方の広大な都城跡だ。
 さて、ここでも、とにかく広すぎ且つ見所ばかりでどこからどう見て回れば良いものか見当もつかなかった。加えてタクさんがどんなペースで遺跡を眺めるタイプのヒトなのかもわかっていない。そう、例えば一緒に行くのは初めてのヒトとの美術館やショッピングなど、相手のペースやモチベーションに慣れるまでは、ちょっと気を遣うものなのだ。しばらくは、自分も楽しんでいる雰囲気を出しつつも、タクさんのスタンスを探っていた。どうやら彼は写真を撮ることが目的で、これぞという被写体を見つけては、ツレはほったらかしでサッサとどこかへ行ってしまう傾向があった。となれば、こちらも楽だった。というのも、こちらには特段お目当ての彫刻や建物があるというわけではなかったので、はぐれない程度にタクさんにくっついていけば、無目的にフラフラしているよりも有意義な見学になるという訳だ。

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↑カメラとタクさん。


 しばらくすると突然空がゴロゴロと鳴りだし、あっという間に豪雨となった。そのうち止むんじゃないかなぁ、と二人して遺跡で雨宿りをしていると、中国人観光客の一群も雨宿りにやってきた。そんなに広いスペースではなかったが、仲良く詰めれば全員入れるかな・・・という所に、まぁ傘をさしたまま入ってきて畳まないわ(何しに屋根のあるところに入ってきたんだ?)、先にいた我々を押し出すわ、座り込むわ、お菓子を食べ始めるわ、オイオイオイオイ勘弁してよ。と思っていると、半ギレのタクさんが結構なボリュームの日本語で彼らの悪口を言っている。こういう時、先にキレられると逆に怒りの気持ちがひいてしまうから不思議なもので、まぁまぁそう言わずに・・・と、さっきまでイラついていた自分を棚に上げて、寛容な人物のような態度を見せる私は、ちょっとずるい。

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↑マナー違反、ダメ、絶対。ていう顔。


 30分も待つと雨は上がり、うっすら陽が差してきた。よかったよかった、ということで見学再開。しかし、昨日の荒天を鑑みて早めに廻ろうというタクさんの提案で、サクサクと見て回り、アンコールトムを後にした。
 ところでアンコールトムの駐輪場にいた西洋人の旅人がタクさんに話しかけてきて、彼は前々日にタクさんと知り合った人だそうなのだが、彼に「タク、その日本人(私)はトモダチなのかい?」と聞かれたタクさんが「いや、宿が同じというだけで、トモダチではない」と答えていて、言いたいことはわからなくないが、トモダチであるとは何なのか?と考えてしまった。
 ・・・・半日も一緒にサイクリングしたら、もうトモダチでええやん!

 というわけで、トモダチ片思いのタクさんと次の遺跡を目指すのであった。